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「協働コラム」では、協働のまちづくりコーディネーターが、自分たちの取材活動などを通じて、協働の取り組みに対して感じたこと・考えていることについてコラムで紹介します。なお、内容は執筆当時のものです。
3月26日に、砂区の日枝神社境内のカタクリ群生地を訪れました。3月25日~26日は文化財ボランティアによる甘酒のおもてなしとガイドが行われ、カタクリを観にくる方が次々に来られていました。カタクリは薄紫の色のはかなげな感じの花で、境内の群生地は八街市の指定文化財天然記念物です。千葉県内のカタクリは里山の放置や乱獲により大部分が消滅し、県の重要保護植物ともなっています。
取材日の開花状況は二分咲きで113株咲いており、昨日は80株咲いていたそうです。例年、桜の花が咲き始める頃がカタクリの見頃とのことでした。
開花まで8年~9年もかかる花で、来場者の方々と一緒に毎年種を植えます。葉が出て枯れる。これを8年から9年繰り返して花が咲きます。大きくなってくると葉っぱに斑模様が現れるそうです。カタクリ群生地の近くにある小川のせせらぎが聞こえ、心洗われるおだやかな環境となっています。この群生地を失ってしまうと、元に戻すことはできません。文化財ボランティアが保護活動をしており、地元の方の協力もいただきながら次の世代に繋いでいきたいと話されてました。
カタクリが咲いている様子は、市ホームページ「360°パノラマ」でご覧いただけます。
※ライブカメラではありません。過去に咲いていた様子を楽しむことができます。