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「協働コラム」では、協働のまちづくりコーディネーターが、自分たちの取材活動などを通じて、協働の取り組みに対して感じたこと・考えていることについてコラムで紹介します。なお、内容は執筆当時のものです。
令和7年11月29日(土)に、朝陽小学校6年生の総合的な学習の時間の成果発表会を見学させていただきました。朝陽小学校では、6年生の子どもたちが総合的な学習の時間を活用して地域貢献に関する学習活動に取り組んでいます。この学習活動は、地域の方をゲストティーチャーとして迎え、地域の魅力や課題を学び、子ども自身が八街市の魅力発信や課題解決方法などを考え、探究をしていくというものです。
今年のテーマは「私たちにできる社会貢献はなんだろう?」。地域の農家や市内の建設会社の方、福祉施設職員、八街市職員など多くのゲストティーチャーが関わりながら、子どもたちは令和7年6月から半年間にわたって学習を進めてきました。
校庭の黄色く染まった大きなイチョウの木を眺めながら体育館に入ると、そこには壁に沿って7台の電子黒板が設置されており、15チームに分かれた子どもたちが、1チーム7分間で半年間の学習の集大成として発表を行っていました。
高齢者の方に楽しんで笑顔になってもらいたいという思いでプロジェクトを立ち上げたチームは、市内の高齢者施設を訪問して、高齢者とふれあい、工夫したことなどについて発表していました。
別のチームでは、八街の魅力をもっといろんな人に知ってもらいたい、旅行者を増やしたい、旅行者に千葉県っていいなって思ってもらいたいという思いでプロジェクトを立ち上げ、千葉県や八街市の情報をゲストティーチャーの話やインターネットで調べたことを基にして発表していました。
また、八街のマスコットキャラクター・神社・美味しいグルメ・観光・移動手段・イベントの情報などの千葉県の魅力を紹介するパンフレットやポスターも作成していました。
(画像をタップするとパンフレットの内容を見ることができます)
他にも、地元の農家に取材をして、八街の特産品のひとつである梨を調べたチームは、梨ごとの特徴をわかりやすく図解する資料を作成して発表したりしていました。
(画像をタップすると、拡大して表示されます)
野菜を育てるプロジェクトに挑戦したチームは、収穫した野菜を朝陽わくわく祭で販売し、売上金を落花生の郷やちまた応援寄附金として、八街市に寄付してくれました。
発表は、一人だけで行うのではなく、チームの全員がそれぞれ役割を持ち、交代で発表していました。
模造紙が電子黒板になり、ノートや鉛筆の代わりにパソコンを持ち、こどもたちは躊躇なくそれを使いこなしていることに驚きました。
地域の課題に対して当事者に話を聞き資料にまとめて発信するという、今回の朝陽小学校の取組みは、私たち大人が地域活動を行う上でも必要な手法だと思います。
チームの一人ひとりの想いをどのように伝え合い、すり合わせて形にしていくかという、地域活動を行う大人にとっても大いに参考となるとても良い学びの機会となりました。