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市議会定例会会議録 平成17年3月第1回 第4号

印刷用ページを表示する更新日:2018年3月15日更新 <外部リンク>

1 開議 平成17年3月2日 午前10時02分

1 出席議員は次のとおり

  • 1番 石橋 輝勝
  • 2番 川上 雄次
  • 3番 中田 眞司
  • 4番 古場 正春
  • 5番 林 政男
  • 6番 新宅 雅子
  • 7番 横田 義和
  • 8番 鯨井 眞佐子
  • 9番 加藤 弘
  • 10番 古川 宏史
  • 11番 山本 邦男
  • 12番 山本 義一
  • 13番 京増 藤江
  • 14番 右山 正美
  • 15番 山本 正美
  • 16番 伊藤 高明
  • 17番 小澤 定明
  • 18番 小川 邦夫
  • 19番 押尾 巖
  • 20番 京増 良男
  • 21番 林 義雄
  • 22番 丸山 わき子
  • 23番 北村 新司
  • 24番 会嶋 誠治

1 欠席議員は次のとおり

なし

1 地方自治法第121条の規定による会議事件説明のための出席者は次のとおり

  • 市長 長谷川 健一
  • 助役 川崎 只雄
  • 収入役 山本 悦丸
  • 教育長 粕谷 義行
  • 総務部長 竹内 正臣
  • 市民部長 平沼 重夫
  • 経済環境部長 小川 直良
  • 建設部長 二宮 豊
  • 教育次長 山本 重徳
  • 農業委員会事務局長 成田 康雄
  • 選挙管理委員会事務局長 鶴岡 和雄
  • 監査委員事務局長 今井 誠治
  • 財政課長 舘野 俊彦
  • 水道課主査 長南 有司
  • 国保年金課長 松田 保治
  • 介護保険課長 加藤 多久美
  • 下水道課長 並木 敏
  • 学校給食センター所長 下田 裕一
  • 総務課長 浅羽 芳明
  • 厚生課長 朝稲 保男
  • 農政課長 吉野 輝美
  • 道路管理課長 糸久 博之
  • 庶務課長 河野 政弘

1 本会議の事務局長及び書記は次のとおり

  • 事務局長 川嶋 清
  • 主任主事 須賀澤 勲
  • 主任主事 石川 洋之

1 会議事件は次のとおり

議事日程(第4号)

平成17年3月2日(水曜日)午前10時開議

日程第1 一般質問

議長(会嶋誠治君)

 ただいまの出席議員は23名です。議員定数の半数以上に達していますので本日の会議は成立しました。
 これから、本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、配付のとおりです。
 日程に入る前に報告します。
 本日と明日は森井水道課長のかわりに長南水道課主査が出席しますので、ご了承願います。
 本日、遅刻の届け出が小川邦夫議員よりありましたので報告します。
 以上で報告を終わります。
 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。
 順次質問を許します。
 最初に、公明党、鯨井眞佐子議員の個人質問を許します。

鯨井眞佐子君

 公明党の鯨井眞佐子でございます。通告の順に従いましして5項目にわたってご質問いたします。
 質問事項1、財源確保の施策についてお伺いいたします。
 千葉市では、17年度当初予算案一般会計は3千416億円で、前年度比12パーセント減であり、我が八街市は17年度当初予算案一般会計は176億6千万円で前年度比69パーセント減であります。市税収入の減に加え、国における三位一体の改革による影響により、国庫補助負担金の減、地方交付税の減など依然として常に厳しい自治体の財政状況を迎えていると思われます。八街市では、昨年4月から行財政改革推進室を設置され、市民サービスの向上に対する改革の推進を検討し、一部組織の統合や再編を実施、事務処理の明確化並びに迅速化を図っていく考えであります。財政改革として人件費の削減と嘱託の廃止等を行い、補助金や各種事業の見直しを実施されたところであります。行財政改革の推進により事務事業の見直しに伴っての歳出は1億7千909万7千円と削減されましたが、歳入面では結果としてたったの71万円が収入増と示されております。今後の市の健全財政を考えると、いかに財源確保に一層の努力が必要であるかは言うまでもありません。自主財源をどうしていくかという発想のもと、私ども議員、執行側、市長をはじめ議員の皆様こぞって財源確保に努めていかなくてはならないと思います。
 そこで財源確保の施策についてお伺いいたします。八街駅自由通路に民間企業の有料広告の掲載をと考えますが、その取り組みはいかがかお聞かせください。
 質問事項2、市民サービスについてお伺いいたします。
 行政改革の取り組みの1つとして事務服の廃止が検討されました。それにより1千19万1千円の経費の削減ができるとのことでしたが、今までも名札が小さく見づらいとの市民の皆さんの声があった中ですが、私服となりますと今まで以上に名札が見づらくなります。先日、1月27日、公明党4人で伊賀市に視察にまいりましたが、伊賀市でも事務服は廃止され私服で公務を行っておりました。ネームプレートは大きく見やすいものとなっており、応対もさわやかでありました。前にもネームプレートの取り組みについてご質問させていただきましたが、本市でもネームプレートを見やすいものに変更していただきたいと思いますが、その取り組みはいかがでしょうか。
 質問事項3、子育て支援についてお伺いいたします。
 赤ちゃんの体の成長にミルクが必要なように、赤ちゃんの言葉と心を育むためには温かなぬくもりの中でやさしく語り合う時間が大切です。そうした時間を通して赤ちゃんは自分が愛されていることや守られていること、大切な存在であることを体感します。また、赤ちゃんと向き合うそうした一時は周りの大人にとっても心安らぐ楽しい子育ての時間となります。ブックスタートは肌のぬくもりを感じながら言葉と心を通わす、そのかけがえのない一時を絵本を介して持つことを応援する運動ですが、これにつきましては13年6月に新宅議員が、また15年12月には私が質問しております。その際、「家庭、保育園、学校、子育て支援センター、図書館、健康管理課などとの共同により本の貸し出し、充実を図りながら絵本や紙芝居、本の読み聞かせ等を通じて本を読む喜びや豊かな心を育んでいけるよう子育てを支援してまいります」との答弁でしたが、しかし、そこには何人の人が集えるのでしょうか。集えない人にこそ手を差し伸べる必要があると思います。小さいお子さんを抱える家庭は核家族が多く、家庭に広がる子育ての不快感、不安感、深刻な児童虐待に象徴されるように、子どもと家庭をめぐる環境は危機的状況にあります。国も自治体もまた私たち市民も次世代育成のために何ができるかを真剣に考え、行動を起こしていかなければならないと思います。
 2001年に子ども読書活動推進法が制定され、子どもたちが良書に出会うことで心を豊かにし、力強く深い人生を生きる力を得てほしいとの願いから、子ども読書運動を全国に広めようという活動が開始されました。具体的には、読み聞かせ運動、ブックスタート事業、学校での朝の10分間読書運動等です。ブックスタート事業については、大切なことはお母さんと赤ちゃんとが絵本で喜びを分かち合おうというもので、行政が子どもに絵本を無料で配るという運動ではありません。親子が絵本を介して言葉と心を育み、健やかに育ってほしいと願うメッセージを一人一人の保護者に丁寧に伝えながら手渡すことが重要であります。今、子どもにどう接していいかわからないお母さんが増えており、このことが児童虐待につながる可能性も否定できません。その意味からも子育て支援の強力な事業として保健センター、図書館また保健課などの方々によって進めるブックスタート事業をぜひ八街市でも実施していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 質問事項4、交通安全対策についてお伺いいたします。
 八街市総合計画の基本構想の中で、八つの街づくりの中の「二の街、めざします、安全で安心な街」とあります。国道409号は、道路幅も狭く歩道も完全完備されておりません。六区、東吉田地区からの実住小へ通う児童は、歩道もないところ大きなトラックの自分の背丈ほどもあるタイヤの横を歩いていることもあり、大変危険がいっぱいでございます。早期に歩道整備をしていただきたいと切に願うものであります。また、国道409号を通学路として横断する箇所、そして信号機は設置されていますが、その安全の確保等、国道409号信号機について4点にわたってご質問させていただきます。
 要旨(1)朝陽小脇交差点の信号機の進捗状況はいかがか。
 要旨(2)文違コナカ前交差点の安全は確保できるのか。
 要旨(3)六区ローソン前の信号機の設置はいかがか。
 要旨(4)四木入り口の右折車線の設置予定はいかがか。お伺いいたします。
 質問事項5、バイオディーゼルへの取り組みについてご質問をいたします。
 バイオディーゼル燃料は軽油に比べ環境負荷が非常に少なく食用廃油の最も有効な再生の手段とされ、循環型社会の構築のため国家プロジェクトとして普及拡大が始まっております。12月議会でご質問したところ、クリーンセンターの車両に実験的に取り組んでいるということでしたが、その結果はいかがでしたでしょうか、お伺いいたします。
 要旨(2)バイオディーゼルの今後の取り組みについてはいかがでしょうか、お伺いをいたします。
 以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。明解なるご答弁をよろしくお願いいたします。

市長(長谷川健一君)

 公明党、鯨井眞佐子議員の質問に答弁をいたします。
 1点目の財源確保の施策についてというような質問の中の、要旨、八街駅自由通路に民間企業の有料広告の掲載をと考えるが、その取り組みはいかがかというような質問でございますが、答弁をいたします。
 八街駅自由通路につきましては、平成16年2月に制定した八街駅自由通路の管理に関する規則の中で、広告を掲示することを禁止しておりますが、行政改革推進本部会議の事務事業の見直しの中で、有料広告についての実施の方向で検討されておりますので、自由通路につきましても今後、他市町村等の状況や事例等を調査しながら実施に向けて検討してまいりたいと考えております。
 次に、質問の2点目の市民サービスについてというような質問の中の、要旨、行財政改革による事務服の廃止が検討されておりますが、それに伴い職員のネームプレートを見やすいものに変更を望むがその取り組みはいかがかというような質問でございますが、本年度、被服貸与の見直しを行った結果、平成17年度から女子事務服の貸与を廃止することといたしました。また、名札の変更につきましては、以前にもご提案をいただき制服のあり方と併せて検討してきたところでございます。女子事務服の貸与の廃止に当たっては、現行貸与しているものをそのまま着用しても差し支えないとはしておりますが、私服になることによって職員であるかどうかわかりにくいという面もありますので、本年4月から全職員について、現行の名札から大判のわかりやすい名札に変更することといたしました。
 次に、3点目の子育て支援についてという質問の中の要旨、ブックスタートの取り組みはいかがかというような質問でございますが、ブックスタートは、乳幼児健診に参加したすべての赤ちゃんと保護者に絵本の入ったブックスタート・パックを説明の言葉とともにプレゼントする運動として英国で始まりました。本市では、本をプレゼントする形ではございませんが、遊びの教室での絵本の読み聞かせ、子育て支援センターの赤ちゃん広場では、月齢にあった絵本の読み聞かせ等を実施しております。
 また、図書館では絵本の貸し出し、「大人のための絵本の読み聞かせ講座」、「親子で楽しむわらべうたと絵本の講座」等を行い、親子に本の楽しさ・すばらしさを伝えております。今後も、現在行っている事業をさらに充実させ、市民に本を読む喜びや豊かな心を育んでいただけるよう支援し、広くPRを行ってまいりたいと考えております。
 次に、質問の4点目の交通安全対策についてというような質問でございますが、要旨、国道409号の信号機について伺う、(1)朝陽小脇交差点の信号機の進捗状況はいかがかというような質問でございますが、答弁をいたします。朝陽小学校脇信号機の変更につきましては、千葉県警察本部及び佐倉警察署と協議を行った結果、国道409号と交差する市道の大規模な拡幅が条件となっております。
 そこで交差点改良事業には事業用地の買収や補償、関係機関との協議など、多額な事業費と時間を必要とすることから暫定形での交差点改良で信号機の変更ができるよう、関係機関と協議しているところでございますが難しい状況にあります。今後も信号機の表示方法や交通規制等の検討も踏まえた中で、安全性の向上に向けて関係機関と協議してまいりたいと考えております。
 次に、国道409号の信号機についてというような質問の中の、(2)文違コナカ前交差点の安全は確保できるのかというような質問でございますが、答弁をいたします。ご質問の交差点につきましては、交差点改良が実施され、信号機も設置されましたので、安全性の向上は図られていると思います。しかし、市民から信号待ちや右折待ちの車両があるため交差点付近の脇道からの車の出入りに支障があるとのご指摘もあります。この点に関しましては、警察と国道管理者とで対策を協議中であると伺っておりますし、市といたしましても積極的に改善の方向で働きかけてまいりたいと考えております。
 次に、要旨(3)六区ローソン前の信号機の設置はいかがかというような質問でございますが、六区ローソン前の信号機につきましては、現在、佐倉警察署に要望中でございますが、今後も引き続き要望を続けてまいりたいと考えております。
 次に、要旨(4)四木入り口の右折車線の設置予定はいかがかというような質問でございますが答弁をいたします。四木入り口交差点につきましては、平成15年度末から印旛地域整備センターが上下線に右折レーンを設けるとともに、両側に歩道を設置する交差点改良事業として計画し、設計及び測量を行ってまいりました。これに併せ、市も地元役員をはじめ関係者に対しまして交差点改良工事への理解が得られるよう説明会を実施してきたところでございます。現在のところ、数軒の地権者より協力が得られていない状況であることから、今後、印旛地域整備センターと協力して個別に具体的な条件等を説明するなど、早期事業化に向けて努力してまいりたいと考えております。
 次に、質問の5点目のバイオディーゼルの取り組みについてというような質問の中の、要旨(1)クリーンセンターの車両にバイオディーゼルを実験的に取り組んでいるとのことですが、その結果はどうか伺うというような質問でございますが、答弁をいたします。現在、クリーンセンターにおいて3台の車両を使用して実用実験を行っておりますが、その結果は良好であり、軽油の代替燃料として十分に使用可能であるという報告を受けております。
 次に、要旨(2)バイオディーゼルへの今後の取り組みについてはいかがかというような質問でございますが、答弁をいたします。バイオディーゼル燃料は、地球温暖化防止対策に一定の効果が期待できる、環境にやさしい燃料であると承知しております。
 去る2月16日に京都議定書が発効し、我が国は2008年から2012年までの間に6パーセントの温室効果ガスの削減が義務づけられたところであり、本市といたしましても温室効果ガスの削減に対して積極的に取り組んでいく必要があると考えております。
 現在、国レベルにおいてJIS規格化をはじめ、基準や体制づくりなどの必要な検討がされているようですので、今後、これらを十分踏まえ、導入に向けて検討してまいりたいと考えております。

鯨井眞佐子君

 自席にて何点か再質問させていただきたいと思います。
 まずはじめに、財源確保の施策についてなんですけれども、自由通路に民間の有料広告の掲載なんですけれど、これは鎌ヶ谷市が実施しておりまして、私ども、公明党の4人で2月18日に新鎌ヶ谷駅にその状況を見にいってまいりました。まだ全部びっちり張ってあるというのではなかったのですけれども、それでもスペースはとられておりましたし、天井の方からつってある広告とかいろいろ見させていただきました。財源確保のためにもぜひこういった取り組みを早期に検討していただいて実現をしていただきたいなというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
 ネームプレートですけれども、ぜひ4月から取り組んでくださるということで、ありがとうございます。
 ブックスタートでございますけれども、先ほど市長もおっしゃっておりましたけれども、図書館だとかいろいろなところでの事業を展開しているというふうに前からも伺っております。ですけれども、そこに行かれるお母さんは心配はないんです。行かれない保護者の方の方が心配でして、本当にそういった健診時には皆さんいらっしゃいますので、そのときにブックスタートで本を差し上げるということが1つの私はきっかけになるのではないかなというふうに思います。今、本当にお母さんたちも子育てに悩んでおりますし、親御さんがまず本に親しむ習慣があったかどうかというのもまだ疑問かなというふうに思うんです。そうしたときに1つの良書に出会うことによって子育てが円満にいくということも考えられると思います。先日、私ども先ほども言いましたけれども1月27日に伊賀市に行ってまいりました、27、28日と。そのときに伊賀市でもブックスタートを実施しておりまして、私どもブックスタートは言ったわけじゃないんですけれども、向こうでいただいてきたんですね。こういった袋の中に3冊の本がありまして、これをブックスタートとして「赤ちゃんの好きなもの知ってる」ということから、子どもさん向けの、赤ちゃん向けの本をプレゼントされておりました。1歳6カ月児健診で配布をしているということでありましたので、私どももぜひまたこの取り組みも再度お考えをいただいて取り組んでいただけたらなというふうに思いますけれど、いかがでございましょうか。

市民部長(平沼重夫君)

 お答え申し上げます。先ほど鯨井議員さんから過去のご質問の内容もお聞かせいただいたわけですけれども、確かに新宅議員さん、鯨井議員さん両名からご質問を受けております。その中でただいま質問の中にありましたとおり、乳児健診等においての伊賀市のプレゼントがあったというような実例が紹介されたわけでございますけれども、本市におきましても4カ月、10カ月児乳児相談があるわけですけれども、その際、専門家の保健師、看護師等がいろいろ相談に乗っておるわけですけれども、今のお母さん方が子どもの遊び方がよくわかっていないという方が見受けられますので、手遊びあるいは童謡の聞かせを実施しておるところでございます。本のプレゼントはしておりませんけれども、そういう事業を実施しております。1歳半あるいは3歳児健診がありますけれども、この場合の健診につきましてはいろんな健診内容がございまして、1人当たり1時間から1時間半程度かかるということで非常に長時間にわたりますので、お子さんもあきてしまいますので、あきないように健診を順繰り融通し合いながら、子どもさんたちがあきないように速やかに健診をするという形でしておるわけですけれども、それでもやはり1時間、1時間半かかりますと子どもさんたちもあきてしまいますので、その際に読み聞かせ等をするのは非常に困難であるというふうに考えられるわけです。ですけれども、この事業につきましては、今、鯨井議員さんからあったように3歳までの知恵、知識が将来において非常に影響するということもございまして、それの一つの手法として本の読み聞かせということが非常に重要な事業だと思っておりますので、今後、新たなメニューとして取り入れられるものかどうか。あるいは他の事業と組み合わせてできるかどうか、今後勉強させていただきたいというふうに考えているところでございます。
 さらに、私どもの分野でございませんけれども、その場に行けないお母さん方のためには、現在、図書館で移動図書館を実施しております。それらの内容についてさらに充実していただけるように教育委員会等にもお願いしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。

鯨井眞佐子君

 今、移動図書館のこともおっしゃられたんですけれども、私も思うんですけれども、余り本の好きじゃない親御さんから移動図書館に通うということはあり得ません。ですからそういった点を踏まえて、今、部長さんの方から種々健診時にもやることがたくさんあってとても大変な状況だというふうにも伺っておりますけれども、皆さん方の知恵を絞って何とかブックスタートができますようにぜひお願いをしたいというふうに希望しておきます。よろしくお願いいたします。
 では、第4点目の交通安全対策について伺いたいと思います。
 文違コナカ前の交差点の安全の確保の件でございますけれども、これは文違4号線から国道409号に出たときの見通しの悪さ、そして信号機がコナカの駐車場に入るためにつくったのではないかと思われるような信号機でごさいますので、その点、私も何度も通っておりますけれども、いつも怖い思いをして、また富里の方から来た場合にも、そこの道に入る右折がとても困難でございますので、そういった点でこの交差点をつくるに当たって県の方の事業だと思いますけれども、前もって市として青写真か何かを見せていただいたんでしょうか。

建設部長(二宮 豊君)

 ご指摘の交差点の中の文違4号線とか反対側の3号線とかなんですけれども、この細い市道に関しましては、いわば交差点外の道路であると。要は問題になっていましたのが国道409号と斜めに交差してます箇所の交差点が非常に交通上、事故が多い、また危険な交差点であるということで県に取り組んでいただいたものでございまして、それに関しましては市の方とも協議はあったんですが、いわばご指摘の細い市道に関しましては交差点外という位置づけの中で特に協議はなかったというふうに聞いております。

鯨井眞佐子君

 今、ご答弁いただきましたけれども、交差点外というふうに思いましたというご答弁があったんですけれども、あそこは現実的に文違4号線から国道409号に出るところですよね。ですけれど、左側の京葉霊園さんの方に行く文違10号線ですか、あちらの方も含めて大変な変則的な交差点ではあると思いますけれども、私は見落としたでは済まないなというふうに思います。そこの改良を私は要望いたしますけれども、その辺はいかがでございましょうか。

建設部長(二宮 豊君)

 見落としたということではなくて、この交差点を設計するに当たっての考え方というところで、当然この市道があることは事実なわけですけれども、交差点改良するときの設計図を書くときに、この市道まで含めて交差点改良をするということが非常に困難な事業になるということで、いわば今までの現状に比べれば今回改良した部分を拡幅し、信号機をつけるということがより改善になるということで、今ご指摘の市道まで含めた事業化が非常に困難であったというふうに認識しております。

鯨井眞佐子君

 それでは、文違4号線から出るとこがいつまでたっても改善されなく、本当に危険な状況です。409号線が赤であったとしてもとても出づらいですし、あそこに富里の方から来て右折するのもとても右折ができないという状況でありますので、ぜひ改善をお願いしたいというふうに思います。停止線の改善だとか、いろいろ考えていただいて、文違4号線が生きた市道、今ではとてもとても大変なところでありますので、ぜひ今後もまた引き続きご検討いただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

建設部長(二宮 豊君)

 市長答弁にもありましたように、国道管理者である県の方にも検討をお願いしておりまして、私が見ましても非常に難しい構造であるというふうには申し上げておかなくてはいけないんですけれども、停止線の位置とか、そういう処理で何らかの形でできるのであればぜひやっていきたいと思いますので、引き続き県にもお願いしますし検討していきたいと思います。

鯨井眞佐子君

 ぜひお願いをしたいと思います。大事故が起こってからでは遅いかと思いますので、ぜひその点、よろしくお願いをしたいと思います。
 要旨(3)の六区ローソン前の信号機の設置でございますけれども、昨年、地域の皆さんからご署名をいただいて、堂本知事また長谷川市長の方に要望書の署名を提出させていただきました。県の方からの回答は、ローソン前の駐車場のところに退避場がないということと、交差したところの道が少し狭いということの回答で、そこに信号機をつけるということの必要性は認めておりますということの回答でありました。ぜひここも本当に東金の方から坂を急に上がってきてすぐの歩道でありまして、あそこでは死亡事故もありました。小学生が亡くなっている方もいらっしゃいますし、ほかにも交通事故が多発しておりますので、ぜひそこら辺の道路改良も含めて、またそこの退避場も含めてご検討いただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

市民部長(平沼重夫君)

 今、信号機の設置につきましては先般のほかの議員さんからも質問がありましたけれども、現在、25カ所の要望がございます。昨年までは29基の新設の要望があったわけですけれども、変更が5基あったんですけれども、運動の成果で平成16年度におきましては佐倉署管内8カ所設置のうち本市は4カ所設置されたということで非常に効果があったわけでございますけれども、ただいまのご質問のローソンにつきましても県の方の回答が必要性を認めておるというような回答があるということでございますので、引き続き私どもとしましたら設置に向けて強力に運動してまいりたいというふうに考えておるところでございます。

鯨井眞佐子君

 ぜひよろしくお願いをしたいなというふうに思います。私も朝、立たせていただいているんですけれども、とても交通量も激しいですし、子どもさんが笹引小学校の通学路ともなっておりまして、まして5、10日は車のスピードがすごく早くて、本当に危険な状態であります。東金の方からは先ほども言いましたけれども坂で急に車が浮いてくるという感じが見受けられて、本当に危険な箇所でありますので、手押しの信号でもいいかなとも思いますし、何らかの形でぜひ早期実現をお願いしたいというふうに要望しておきます。よろしくお願いいたします。
 四木入り口の右折車線の設置の予定ですけれども、これはまだ地権者といろいろ、まだご理解が得られていないという先ほどの答弁でありましたので、また引き続き、ぜひあそこも大渋滞で朝などはとても長い時間待たされて、皆さんイライラしているような状況でありますので、ぜひこちらの方もよろしくお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
 最後にバイオディーゼルの取り組みについてでございますけれども、良好であるという結果が出たと。そして今後、また導入に向けて考えていくというのがご答弁でありました。昨日の新聞にも東金市がごみの収集車にバイオ燃料を使っていくという千葉日報にも載っておりましたので、私ども八街市としても1日も早い実現を目指して頑張っていただきたいなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 以上です。ありがとうございました。

議長(会嶋誠治君)

 以上で、公明党、鯨井眞佐子議員の個人質問を終了します。
 次に、公明党、川上雄次議員の個人質問を許します。

川上雄次君

おはようございます。公明党の川上雄次です。
 通告順に従いまして4項目の質問をいたします。
 このほど八街市の21世紀の将来像、今後20年の目指すべき姿を示した「八街市総合計画」の基本計画が示されました。そのタイトルは、「ひと、まち、みどりが輝くヒューマンフィールドやちまた」です。
 そして冒頭の第1節、まちづくりの基本構想には、「ふるさとを守り育て、活力や文化の薫りに満ち、心安らぐまちづくりを、市民と行政の協働により進めます。」とあります。この将来の姿、基本理念を具体化するものが計画期間3年の実施計画であります。しかしこの4月から始まる実施計画の詳細はいまだ明確になっておりません。
 そこで私は八街市の歴史や文化を受け継ぎ、新しい産業、地域興し、さらに市民との協働も実現できる施策として1つの提案をしたいと思います。
 私たちの八街の地は、その歴史を見ると天正年間の北条氏、その後の千葉氏から江戸時代まで豊かな自然の中で多くの野生の馬が生息しており、八街は江戸時代の柳沢の牧、小間子の牧の馬牧から始まったと教育委員会の「写真で見る八街の歴史」にも紹介されております。現在でも八街は馬との縁が深く市内には多くの民間の乗馬クラブや国立大学の馬術クラブがあり、馬に関連する文化財や野馬土手に代表される文化遺構が多く残されております。
 そこで新しい総合計画のスタートに当たり八街のスポーツプラザなどの適地に市民と協働で「やちまたポニーランド」か「ホースランド」を併設してはいかがでしょうか。
 今、各地の自治体で子どもたちの自然体験学習や総合学習、身障者のホースセラピー、市民の乗馬、また特別養護老人ホームの乗馬療法など、多目的な目的で、「ポニーランド」や「ホースランド」等を行政がつくり民間のNPOが運営して成功している事例が多くあります。また、これらを推進する文部科学省認可の財団法人「ハーモニーセンター」なども行政と連携して、その活動の幅を広げています。
 私ども公明党は先月、茨城県藤代町へポニー牧場の視察に行ってまいりました。藤代町は人口3万3千人ほどの街で、街の総合運動公園に併設して10頭飼育のポニー牧場がありました。平成13年から行政とNPOの連携で見事な運営を行っておりました。ウイークデーは幼稚園生や小中学生が引き馬や総合学習、また特別養護老人ホームの乗馬療法、土日は市民の皆さんの乗馬教室などが活発に行われ、参加者数も大変多く参加しておりました。藤代町のNPOの事務局では、公設・民営で運営費は自治体が行う3分の1の経費で賄われており、その実績が高く評価され、NHKをはじめ多くのテレビ局、新聞社に取り上げられ、全国の自治体から視察が絶えませんということでした。実に見事な協働の姿であります。八街市が総合計画の冒頭で市民との協働をうたっていますが、大変参考になる事例であると思います。またモデルケースであると思います。
 私は数カ所の八街市内の乗馬クラブを回ってみましたが立派なクラブが多く、そのほとんどの客は東京、神奈川、埼玉から来ており、八街市民の皆さんにも利用してほしいという声が聞かれました。また、ポニーランド等をつくるときは協力したい、このような申し出もございました。東関東最大級とされる大型の乗馬クラブでは、今年の5月に馬術のジャパンオープンの会場となり、5年後の2010年に開催される国民体育大会(国体)の馬術会場の候補にどうだろうかという打診もあったという話を聞きました。
 今、八街市は基幹産業の農業でも落花生、スイカを抜いてニンジンが出荷額のトップとなっております。ニンジンの町、馬に親しめる町、ポニーランドの町などという角度から総合計画の実施カードに取り入れてはいかがでしょうか。
 農業振興や町興しにつながっていくと思います。
 そこで質問いたします。質問事項1、総合計画の実施計画について。要旨、総合計画のヒューマンフィールドやちまたを実現する実施計画として、八街の歴史と自然を生かした市民と協働、連携による「やちまたポニーランド」また「やちまたホースランド」を市制15周年記念事業として八街スポーツプラザ内や今後の公園計画用地、調整池周辺の遊歩道のスペースなど、適地を選んで併設されてはいかがでしょうか、お伺いいたします。
 次に、行財政改革についてお伺いします。
 このほど行財政改革推進室からその取り組みの結果が報告されました。新年度の予算に反映されているということですが、私は事務事業の見直しの中で大きな項目の検討が欠落していると思います。それは各市の行財政改善には必ず登場する公用車の台数削減や一元管理が検討されていないことです。今、八街市には緊急車両や水道課の車を含めて公用車として乗用車39台、貨物車54台、特殊車45台、合計138台もの公用車があります。人口7万7千人の市としてはいささか多すぎると思います。各課で専用車を確保しようとすれば忙しいときに合わせて必要以上の台数を保有する弊害が生じます。また、台数が多い分、市の駐車場のスペースを埋めることになります。公用車の一元、集中管理で効率的に運用する必要があります。この1月、私ども公明党は、三重県伊賀市へ出向きグループウエアーの集中管理を学んでまいりました。八街市でも公用車をグループウエアーの活用で共同で管理すれば大幅な公用車の削減と経費の節減が実現できると思います。
 そこで質問します。質問要旨(1)行政改革推進に当たり、公用車の保有台数や運用の見直しをどのように行ったか伺います。また公用車をグループウエーによる予約システム導入で台数削減が実現できないか、お伺いいたします。
 次に、行政負担の大きな公用車の管理方式を大きく一歩進める方法として、リースの活用を提案したいと思います。今、他の自治体では保有している公用車、全車両をリース会社が帳簿価格で買い取り、その台数1台ごとの使用年数に応じてリース期間を設定してそのままリース車として使用する、いわゆるリースバック方式を取り入れているところが増えています。フルメンテナンスのリース方式で車両代、保険費用のほか点検整備、継続車検整備、故障修理、オイル、タイヤ、バッテリ交換、代車提供などの維持管理費や車両事故への対応など、ガソリン代以外はすべてリース代に含まれ、何よりも今まで職員が行ってきた業務のアウトソーシングとなり業務の改善、効率化につながります。
 そこで質問します。要旨(2)公用車管理を所有から使用へとの時代の流れを受け、各地の自治体でリースバック方式で全車リース化して車両管理の外部委託や資金の固定化を防いで成果を上げているが、当市でもリース化を導入すべきと思うがいかがでしょうか。
 次に、行財政改革、事務事業の見直しで見逃すことのできない項目に申請書、届出書の押印廃止があります。事例を上げますと、山梨県の都留市、人口3万3千500人の市ですが、行政改革の一環として申請、届出書などに伴う行政手続の簡素化と市民の皆様の負担軽減を図り、今まで押印の必要であった458項目を見直し、国が義務づけている押印等、法的効力を有する押印を除いて391項目を廃止いたしました。また、千葉県市原市でも、これまで本人確認の観点から申請書、届出書に押印を求めていましたが、市民の立場に立った行政サービスと申請手続の簡素化を図る観点から、印鑑登録申請書、固定資産証明申請書、住民票写し交付申請書など、大幅な押印廃止を実行しております。これらの結果、申請者の待ち時間の短縮と事務処理のスピードアップが可能になるなど成果があったということでございます。現在は電子申請や電子届け出の時代を迎えようとしております。本市でも押印の見直しを検討されてはいかがでしょうか。
 そこで質問します。質問要旨(3)、行政改革の一環として申請、届出等に伴う行政事務手続の簡素化と市民負担の軽減を図るため、一般申請書、届出書の押印廃止へ規則改正を望むがいかがでしょうか。
 次に、八街市基本構想の「一の街 めざします便利で快適な街」には、良好な都市空間が形成されている、住んでよかったと思える街とありますが、快適なまちづくりには公園の充実が不可欠と思います。
 そこで質問します。質問事項3、要旨(1)八街市の市民1人当たりの公園面積は何平米あり、他市と比較するとどのような水準になっているか、お伺いします。
 また、公園の不足分を補い、少ない行政コストで大きな効果が期待できる施策として、私は全小学校区に一つ以上のウォーキングロードの整備を提案しましたが、先日視察で訪れた三重県伊賀市では、全国で初めて健康づくり条例を制定し、「健康21計画」では、数多くの市民参加型の健康プログラムを実施しておりました。中でも、ウォーキングへの取り組みはすばらしく、市内13カ所に健康の道コースがつくられ、各コースには市長が任命した道の駅長さんが配されて、活発な活動をしておりました。
 そこで質問します。要旨(2)本市の今後の公園やウォーキングコースの整備計画をどのように考えているか、お伺いいたします。
 最後に、市民サービスについてお伺いいたします。市民対象の法律相談は、複雑、多様化した世相の中で多くの市民の力となっており、その充実が求められております。近隣の佐倉市では、市民生活課が月4回、社会福祉協議会が月1回、合計5回の法律相談を行っております。成田市では、市民支援課が千葉県弁護士会に委託して毎週水曜日に法律相談を実施しております。
そこで質問します。長引く不況や家庭環境の変化等で法律相談への申込件数が大変多くなっております。現在、月2回の相談日をもっと増やせないか。また確実に相談できる予約制は導入できないか、お伺いいたします。
 以上、明解なるご答弁をお願いして、私の第1回目の質問を終わります。

議長(会嶋誠治君)

 会議中でありますが、ここで10分間休憩いたします。

(休憩 午前10時54分)
(再開 午前11時05分)

議長(会嶋誠治君)

 再開いたします。
 休憩前に引き続き、会議を開きます。

市長(長谷川健一君)

 公明党、川上雄次議員の質問に対して答弁をいたします。
 質問の1点目の、総合計画の実施計画についてというような質問の要旨、総合計画の「ヒューマンフィールドやちまた」を実現する実施計画として八街の歴史と自然を生かした市民との協働、連携による「やちまたポニーランド」または「やちまたホースランド」を市制施行15周年記念行事として「八街スポーツプラザ」内や今後の公園計画用地や調整池周辺の遊歩道スペースに併設を望むがいかがかというような質問でございますが、答弁をいたします。
 本市の歴史的背景を見ますと、徳川幕府の放牧場であった柳沢牧・小間子牧の開墾地として成立したまちでございまして、このことは牧場が多いことや野馬土手などの文化財などからその名残がうかがえるところでございます。この歴史的資源である馬をキーワードとしてまちづくりに生かせないかということでございますが、本市のイメージづくりの一翼を担うものと思われますものの、生き物を扱うという点で安全衛生管理の問題や周辺環境の問題、スポーツプラザ内の各施設や公園利用者とのすみ分け等、クリアすべきことも多いと考えられますので、すぐにこの結論は難しいところでございます。
 将来的には自然公園や農業公園など、生活圏との一定の距離を保てる施設の整備計画が上がってきたときなどは、アトラクションの1つとして位置づけすることも一考かと思われます。今後、多方面からいろいろと研究をさせていただきたいと考えておりますので、ご理解をお願いします。
 次に、2点目の行財政改革についてというような質問の、要旨(1)行財政改革推進に当たり公用車の保有台数や運用の見直しをどのように行ったか伺う。また、公用車をグループウエアーによる予約システム導入で台数削減を実現できないか伺うというような質問でございますが、答弁をいたします。
 公用車につきましては、原則共用車として一括管理しており、効率的な使用に努めております。共用車については、申請簿を作成し、効率的に管理しておりますので予約システムと同様の効果があるものと考えられます。
 緊急出動など業務の性質上、共用車とすることが効率的でないものについては、各担当課で管理しておりますが、これらの公用車についても利用が可能な状態にあるときには調整し、機動的に対応しております。また、各担当課で管理する公用車のうち、状況等の変化により各課で管理する必要性が低くなったものについては、随時、共用車に移管するなど、常に効率的な使用を心がけております。
 次に、要旨(2)公用車管理を所有から使用へとの時代の流れを受け、各地の自治体でリースバック方式で全車リース化して車両管理の外部委託や資金の固定化を防いで成果を上げているが、当市でもリース化を導入すべきと思うがいかがかというような質問でございますが、リースバック方式については、その導入により経費節減や事務の効率化が図られるなどのメリットがあるとされておりますが、そのメリットの大きさはリースバック方式を導入しようとする自治体等の実情によりそれぞれ異なると考えられます。したがって、リースバック方式の導入については、現在のところ考えておりません。今後、他団体の実情などを調査し、さらに研究してまいりたいと考えております。
 次に、要旨(3)行財政改革の一環として、申請、届出等に伴う行政事務手続の簡素化と市民負担の軽減を図るため、一般申請書、届出書の押印廃止へ規則改正を望むがいかがかというような質問でございますが、申請等の行政手続における利便性向上のための取り組みとしては、平成16年8月からインターネットの市のホームページから申請書等の書式を引き出せるようにしたところでございます。また、申請書等における押印の廃止についても、新規の要綱などにおいては可能な限り申請者等に対し押印を求めないよう、事務の改善に努めてきたところでございます。しかしながら、申請、届出等に関するすべての事務事業について押印の見直しを検討してきたわけでありませんので、引き続き、押印の見直しに努めてまいりたいと考えております。
 次に、3点目の質問でございますが、公園とウォーキングコース整備についてというような質問の中の、要旨(1)八街市の市民1人当たりの公園面積は何平米あり他市と比較するとどのような水準となるか伺う。要旨(2)本市の今後の公園やウォーキングコースの整備計画をどのように考えているのか伺うという質問でございますが、(1)と(2)は関連がございますので併せて答弁させていただきます。
 現在、市には都市公園が11カ所あり、その面積は約53ヘクタールで、市民1人当たりの都市公園面積は約0.68平方メートルとなっております。これは十分な水準には達しておりませんが、市内にはその他に民間の宅地開発に伴い帰属された公園が約100カ所あり、身近な公園として利用されております。また、現在、榎戸・泉台地区に公園を整備する計画がありますので、できるだけ皆さんのアイディアを生かした公園づくりを検討してまいりたいと考えております。
 なお、ウォーキングコースにつきましては、現在、けやきの森公園や中央公園の園路等を使用し、市民がウォーキング等を行っているのを見かけます。また、下水道事業により整備しております大池調整池の管理用道路を遊歩道やウォーキングコースとして利用できるよう計画しております。
 次に、質問の4点目の市民サービスについてというような質問でございますが、要旨、長引く不況や家庭環境の変化等で法律相談への申込件数が大変多くなっており、現在の月2回の相談日をもっと増やせないか。また確実に相談できる予約制は導入できないか伺うというような質問でございますが、答弁をいたします。
 社会福祉協議会において実施しております法律相談、心配ごと相談は、平成14年度1千180件、平成15年度1千192件、平成16年度は12月末現在で985件と増加傾向にあります。毎月2回実施している弁護士による法律相談は法的な解決を望むニーズが高く、毎回多くの市民の方々が申し込みされます。
 そこで平成14年度からは弁護士に特別に依頼し、相談を受けていただく件数を1日当たり8件から2件増やし10件としております。また、その当日、申込件数が多い場合は臨時に相談日を設け対応しているところでございますのでご理解願います。また、予約制の導入につきましては、今後よりよい方法を検討してまいりたいと考えております。以上でごさいます。

川上雄次君

 ご答弁ありがとうございました。それでは自席において再質問させていただきます。
 最初に、八街の総合計画、実施計画にポニーランドというふうに提案させてもらいました。実施計画は4月から始まるわけですけれども、具体的なアクションプラン、具体的な実施計画はどのようなものがあるのか、ご答弁お願いします。

総務部長(竹内正臣君)

 今現在、八街市総合計画2005ということで総合計画を策定しておりまして、先日、総合計画審議会におきまして一応、基本計画部分であります5年間分の基本計画について現在まとめてございます。その5年間というと17年から21年までの5年間の目標として策定をしております。その中で5年間の中に具体的にはどういうものをするのかということでございますけれども、この冊子の中の後ろの方に各項目ごとに、やちまたベンチマーク「めざそうね」ということで今回取り入れてございます。これにつきましては5年間におきまして、例えば一の街、めざします、便利で快適な街から八の街までいきますと、163項目の指標とその内容と、めざそうねの考え方ということを取りまとめてございます。これによりましてめざす街ということで5年間の目標数値を定めておるということでございます。
 これから3年ごとに実施計画というのをまとまりますと、その実施計画につきましては具体的にどのようなものをやっていくということでまとめるものでございます。以上です。

川上雄次君

 実施計画の内容、具体的なプランが何かをお聞きしているので、その点を絞って答弁をお願いします。

総務部長(竹内正臣君)

 今回、一般質問の中で山本正美議員から質問がございました。新年度に実施する施策の内容とそれがもたらす効果の予測に関することについて、具体的に伺うというようなことで、一の街から八の街までに関しまして、今年度にやるというものについては提示をしてあるところでございます。
 平成17年度八街市当初予算の概要というところで、主な事業ということで新規事業と充実事業というような形で概要ということでまとめた冊子の中で、一の街、めざします、便利で快適な街については、八街駅北側地域土地区画整理事業を6億5千124万2千円。2つ目では、街づくりの総合支援ということで、駐車場詳細設計、街区公園というようなことで1億100万円。三、都市計画道路3・4・3号八街・神門線整備事業につきましては5千831万7千円。4番目の都市計画道路といたしまして3・4・9号金毘羅線整備事業としまして1億4千782万3千円、八街バイパス流末整備事業といたしましては5千282万7千円というようなことで、一の街から二の街のめざします、安全な街といたしましてはカーブミラーの設置で814万8千円、防犯灯設置で450万円、消費生活支援生活対策事業の139万2千円。全部読みますとあれですから、三の街では、健康で思いやりのある街ということで母子保健費ということで8千36万6千円。健康増進事業といたしましては5千510万8千円というようなことになります。

川上雄次君

 ありがとうございました。総合計画の市民との協働というところで具体的なプランがどのようなものがあるかというのを聞きたかったんですけれども、質問の仕方が悪かったようです。
 もう4月から始まるわけですから4月からバスが出る、船が出るという計画なわけですので、具体的に市民に総合計画の将来像また具体的なプランというものを提示してもらいたいと、そういうことで質問させてもらったんですけれども、ポニーランド等、わかりやすくてまた夢を持てるプランだと思いますのでよろしく検討していただきたいと思います。現状のスポーツプラザを提案させていただいたのは、すぐ隣の隣地にクリーンセンターの大きな埋立て地がございます。それも活用できるのではないか。将来的に非常に大きな公園ができると思いますので、今現在、クリーンセンターの埋立地はどのくらい埋まっているのか、ご答弁をお願いします。

経済環境部長(小川直良君)

 最終処分地につきましては容量としまして約27万立方メートル、その容量のうち約4分の1、25パーセント程度、現在、終わっているという形になっております。以上です。

川上雄次君

 25パーセントがもうフラット状態になっております。私も確認させてもらいました。そのまま荒れ地にしておかないで牧草を植えて野間土手を再現して、そして市民が早く利用できるような形の利用ができるのではないかと思いますので、そういった面でこれからの検討の中に最終処分地の埋立て地の先行使用という形で県の担当課の方の許可ももらいながら早目に公園化してもらいたいと、このように提案しておきます。
 続いて、公園用地なんですけれども、今と関連しますけれども、八街が1人当たり068平米というお話がありました。全国平均、県平均はどのぐらいでしょうか。

建設部長(二宮 豊君)

 国の平均なり県の平均を申し上げますと、平成15年度末で県が1人当たり585平方メートル、国が1人当たり87平方メートルというふうに聞いております。

川上雄次君

 全国平均で87平米、県平均で58、八街が068と、1人当たりで坪数にすると全国平均では1人で2坪以上、県では16坪以上、八街は1坪に5人入っていると、こういう全国平均の10分の1以下という公園の面積ということで非常に乏しい、市民に申しわけないという状況でございますので、先ほどの埋立て地の先行使用とか、またウォーキングロード等公園に準ずる形で市民の皆さんに利用してもらうためにも整備を進めなければいけないのではないかと、このように思います。先ほどの榎戸・泉台の公園用地取得はいつごろ実現するのか等も含めて、今後の計画等をお答え願いたいと思います。

建設部長(二宮 豊君)

 まず、泉台の方のお話をさせていただきますと、これにつきましては用地を先行取得しているという関係もありまして、17年度にその買い戻しをしたいというのが1点目でございます。17年度につきましては、とりあえず用地の買い戻しということでございますが、ここの部分につきましてはそういう形で買い戻ししましたとしても、確保できている公園の面積がまだ十分ではないので公園整備を行っていくのか、さらに用地を求めていくのかというのは今後の財政事情にもよりますが、私ども、できれば用地買収がさらに必要ではありますが、確保できた用地だけでも先ほど申しましたように、市民参加で整備できるものは整備していきたいというふうに考えております。
 今後の公園の整備の考え方ということで非常に大きな話になるわけでございますが、先ほどの数字の話ではございませんが、議員ご指摘のとおり非常に小さいという中で言いわけがましく聞こえるかもしれませんが、ある種、数字のトリックみたいなものもあります。ご指摘のように先ほど申しました数字というのは統計上、都市公園として位置づけられているものをカウントしていますので本市の場合に非常に小さい面積になります。市長答弁にありましたようにそのほか開発等によってできた公園等もありますし、もう一つは、先ほど来、議員からご指摘ありましたようにスポーツプラザみたいなものも、一般市民から見れば公園だと思うんですが、数字上は公園にカウントされてません。若干この数字が実態以上に低く表現されているというものはあろうかなと思います。いずれにしましても、しかしこの数字が小さいことは否めないというふうに考えております。長期構想とすればどこにどうするというのは決めておりませんが、都市公園としてもより整備していくべきだということで、緑の基本計画というものを持っておりまして、総合公園等も含めて整備していくべきだという考えを持っております。いろんな機会をとらえてそういう意識を持っていきたいと思います。議員ご指摘のとおり、基本構想、基本計画の中でも八街市の特徴として非常に豊かな自然があるということで、それらの自然を活用するということが基本構想の中でもうたわれておりまして、そういう意味で法的な意味での公園ではありませんが、豊かな市に感じられるようなまちづくりを心がけていきたいというふうに考えているところでございます。

川上雄次君

 公園の実態というのは、ほかの市町村のカウントも開発行為等は入ってません。公的な順位でも八街は相当低いところにありますので、さらに充実をお願いしたいと思います。
 その公園に準ずるものとしてウォーキングロードなんですけれども、私ども公明党で三重県伊賀市に行ったときに、ウォーキングロードについてお尋ねしました。これは13ぐらい市にコースがあるんですけれども、こういった詳細な地図が13枚と散策用の絵地図、健康の道コース、市民が持つウォーキングハンドブック、これはどのくらい歩いたか記録します。完走すると、目的が達成すると表彰を市の方で行います。また、上野市の健康21のダイジェスト版、フルカラーです。食事の健康レシピ、さらに詳細な健康21計画、これらを持ってウォーキングを支援してますと。さらに健康にんにん体操というCD-ROMと。これまでいただきまして、本当に力を入れていらっしゃいます。昨年の11月に合併したんですけれども、それまでは5万6千人ということで八街よりも小さい市なんですけれども、合併されたので全部新しくさらにまたつくり直すと。いいものをつくっていくと。この健康コースには先ほど言ったように市民の道の駅長さんがいてアドバイスする、指導するというふうになっているそうです。そういったことで非常に先進地ですばらしい取り組みをされておりますので、八街も健康ロードが1本もないというのではなくて、市長が前に答弁されてました調整池の周辺であるとか、ビンダライ池の周辺であるとか、公園内とか、何キロ歩いて消費カロリーはどのくらいだということもアドバイスできるような公園に準ずるものとしてウォーキングロードをさらに充実していただきたいと思うんですけれども、その辺、市長いかがでしょうか。

市長(長谷川健一君)

 ご指摘をいただきましたウォーキングロードですけれども、八街市の場合にはほかの地域と違いまして、本人が歩こうとすれば探せば幾らでも歩くところがいっぱいありますから、私が一例を上げますと、今、八街ほど細かく地域に歩く施設があるところは私はないのではないかと思います。今度できました文違の大池調整池の周りも、あそこへ行って歩けば幾らでも歩くスペースはございますし、もっと本当にあるくならあそこから土地改良があった排水路をつくってありますその排水路の土手だって、あそこは広いですから歩けるし、朝日区の方に行ってもそういう公園もあるし、泉台にも公園があるし、みどり台の中にもそういう施設はあるし、中央公園はありますし、けやきの森公園もありますし、今度南の方へいきますとたけのこの里、あの周辺も歩きなら幾らでも歩くところがありますし、ビンダライ池もありますし、川上の方へいきますと鹿島川の上流、両方、勢田川と鹿島川の上流、土地改良やったところは川の土手が2トン車が走れるくらいの土手の幅員がありますので、そこを田んぼのちょうど谷津の真ん中に川が流れていますので、一番安全ですので、そこに車で乗ってきて下りてお寺まで歩いて、帰りにまた上ってくれば十分なウォーキングコースはあるし、田んぼの縁には土地改良でつくった道路がありますから、歩くならそこだって歩けるし、つくることは必要だということは認識をしておりますけれども、市民が本当に歩こうとする意欲があればどこでも探して幾らでも歩けるし、現に根古谷のお寺さんからうちの方の川の縁にも春先になりますとまちの方から車で来てとめて歩いて散歩している人も結構そういうグループも土日には多いし、犬の散歩にあそこまで連れてきて、これは余りよくないと思いますけれど、犬の散歩にみんな来て川の縁からずっと歩いている人もございますし、歩くところは探せば八街の場合にはほかの市と違いますので一杯ありますし、もっと公園的なものをいえば、山へ行けば山だって結構ありますし、そういうところはマップにはコースとしては載っていませんけれども、地図上ではいろんな要所要所は載っていますので、探せば歩くところはあると思います。また楽しむところもあると思います。榎戸・泉台公園も当初からあそこへ砂を盛って富士山が見える山をつくってやった方がいいと私も言ってますから、今ここでいつつくるとは申しませんけれども、来年度、用地は取得しますので近い将来は総

川上雄次君

 先ほど紹介した伊賀市さんは、健康は守るものを一歩進めて、健康はつくるものと、そのための手助けを行政がするんだと。それでさまざまな施策をされているんです。今市長が言われたことをもっとわかりやすく情報発信して、総合計画の中でこういった道があります、こういったところが美しいです、いいですというようにぜひとも具体的にリーダーシップをとってもらいたい、そのように要望しておきます。
 時間もないので、市民相談なんですけれども、先ほど紹介したように佐倉市では市民生活課が月4回、成田市では社会福祉協議会で月1回で市民支援課が4~5回行っております。八街市ではなぜ市民課ではやらないのでしょうか。ご答弁をお願いします。

市民部長(平沼重夫君)

 なぜやらないのでしょうかと言われても非常に答弁に苦慮するんですけれども、現在、社会福祉協議会の方で月2回やっていただいておりますので、それらに相談を受けていただきたいというふうに思うわけですが、先ほど市長の答弁のように非常に年々相談事が増加しております。そういう中で実際に市民の方々から当日、電話予約ということで非常に不便を来している部分もございます。私ども承知しております。今、川上議員さんがおっしゃった他の団体において実施しているところもございますので、これらについては今後の検討課題とさせていただきたいというふうに思っております。

川上雄次君

 臨時に申込件数が多いときはやるという話も先ほどありましたけれども、月2回以上できるようでしたら初めから3回とか4回とか、わかりやすく情報を発信した方が市民の皆さんが受けやすい。また今、朝8時半に電話を受け付けるという形ですと勤め人とかパートの方は会社を休んで電話をかけて、電話が通じなかったら仕事にも行けない、相談にも行けないという状況にあるというお話を聞いております。ぜひとも予約制度を検討してもらいたいと、このように思いますので、これは先ほども検討してもらうということだったのでよろしくお願いします。
 もう1点、ちょっと大きな問題になってしまうんですけれども、八街に乗馬クラブで国体ができるぐらいの会場があるということだったんですけれども、八街市ではこれまで国民体育大会とかインター杯、高校総体といった協議大会を行ったことがあるか。また誘致したことがあるか。ちょっとお尋ねしたいと思います。

教育次長(山本重徳君)

 しばらく前でございますけれども、昭和48年に開かれました国体のソフトボールの会場として使われたということは記憶してございます。そのほかはちょっと私の記憶にはございません。

川上雄次君

 ありがとうございます。今年は高校総体が千葉県であります。成田市を含めて22市4町1村が競技会場となっております。5年後の2010年の国体では26市8町1村が競技会場として受け入れております。今現在、国体の馬術競技とカヌーの会場が決まっておりません。ですからできれば八街に馬術競技を招致できればいいと思って研究、検討をお願いしたいと。以上で終わります。ありがとうございました。

議長(会嶋誠治君)

 以上で公明党、川上雄次議員の個人質問を終了します。
 会議中でありますけれども、議事の都合上、また昼食のために休憩いたします。午後は1時10分から再開いたします。

(休憩 午前11時40分)
(再開 午後 1時10分)

議長(会嶋誠治君)

 再開いたします。
 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 次に、やちまた21、加藤弘議員の個人質問を許します。

加藤 弘君

 やちまた21の加藤弘でございます。
 長谷川市長はじめ市の皆様には、日ごろから市民生活向上のための議会活動にご理解とご支援をいただき、ありがとうございます。また、議員の皆様にはご指導いただき、ありがとうございます。
 通告順に従い、順次ご質問いたします。
 質問の第1番目は、子どもにやさしいまちづくりについてご質問いたします。
 21世紀に入っても子どもをめぐる状況は依然として厳しいものがあります。子どもが引き起こす衝撃的な問題が社会問題になり、児童虐待や体罰が急増し、あるいはいじめ、不登校、学級崩壊、学力低下など学校や教育をめぐる問題も継続しています。これらに対する取り組みは、自治体独自のものも含め多様に展開しています。他方で少子・高齢化が進行する中で、自治体においては少子化対策や次世代育成支援にかかわる計画策定や施策も盛んに作業が行われております。こうした中で、しかも地方分権の時代において自治体の子どもにかかわる施策のあり方や実施は一層重要になっています。現在実施されている子育て支援に加えて、子どもの育ち支援、子どもの居場所づくり、いじめ、虐待、引きこもり等についての相談、救済、安全・安心のまちづくりなど子ども参加が重要な課題となっています。
 そこで質問要旨の第1は、子どもによる子ども市民憲章づくりを検討してはどうか、お伺いいたします。
 質問要旨の第2は、産業祭や市民体育祭、ロードレースや駅伝など、本市の行う各種イベント等に子どもの力を借りての参画を検討してはどうか、お伺いいたします。
 質問要旨の第3は、保育所の公設民営、民設民営の具体的な取り組みはどうか、お伺いいたします。
 質問要旨の第4は、児童家庭課児童家庭係・保育係や健康管理課母子保健係などの組織統合を図って、子どもの育成等により一層の充実を図ってはどうか、お伺いいたします。
 次に、質問の第2番目は、花粉症対策についてご質問いたします。
 昨年夏から秋は暑い日々が続いたことが原因と言われ、本年のスギ花粉の総飛散量は全国平均で昨年の約10倍から30倍と言われております。環境省では東京都における花粉総飛散量を昨年の約17倍と予測しております。花粉症は誰もが認める増加している病気ですが、どの程度の数の患者がいるのかはっきりしていないと言われております。また、近年では花粉症発症年齢の低下が叫ばれておりますが、全体の患者数から見ますと成人と子どもでは成人の有病率が高くなります。南関東に位置する当市は、山武スギの産地として市内各地に数えきれないほどのスギが植林されており、多くの市民の方々が花粉症に苦しみ、悩んでいると聞いております。
 そこで質問要旨の第1は、スギ花粉の飛散に対する注意報、警報等の情報提供にどのように取り組んできたか。また、今後どのように取り組んでいくのか、併せてお伺いいたします。
 質問要旨の第2は、教育現場において花粉症のセルフケアにどのように取り組んでいるのか、お伺いいたします。
 質問要旨の第3は、本市で開催している健康教室等の指導の中で花粉症対策はどのように位置づけられ、実施しているのかお伺いいたします。
 質問要旨の第4は、本市の健康安全都市宣言の趣旨からも、花粉症健康指導マニュアルなどを作成して市民の健康増進に寄与すべきと考えるがどうか、お伺いいたします。
 次に、質問の第3番目は、印旛沼再生についてご質問いたします。
 印旛沼は都市化や経済社会活動などの影響により水質汚濁が進行して環境基準を大幅に上回り、湖沼の汚濁としては全国ワースト第3位で水道水源としては全国ワースト第1位となっております。また、印旛沼の水源である流域の里山や谷津の環境が変容し、沼内では多くの在来動植物が消滅するとともに、外来種が侵入するなど、自然環境が年々悪化しています。
 一方、住宅開発等の急激な土地利用の変化などにより洪水流量が増加し、流入河川の流域では水害被害も発生しております。当八街市は印旛沼流域の最上流部に位置する町であります。そのような環境から考えてみますと印旛沼は流域の環境と我々の生活を映す鏡ではないでしょうか。私たちは、印旛沼の水質浄化と健全な印旛沼生態系の保全・再生・水害被害の軽減を図り、流域河川や印旛沼とともに長く生きていくことを目指さなければなりません。 そこで質問要旨の第1は、本市における下水道の整備状況はどうか。また、合併浄化槽の普及状況と今後の整備促進はどうか、併せてお伺いいたします。
 質問要旨の第2は、道路・歩道・駐車場などの透水性舗装を拡大すべきと考えるがどうか、お伺いいたします。
 質問要旨の第3は、印旛沼に流れ込む高崎川や鹿島川の水質汚濁の状況とその改善対策はどうか、お伺いいたします。
 質問要旨の第4は、高崎川・鹿島川の流域地域としての本市区域の土地利用はどのようになっているのか、お伺いいたします。
 質問要旨の第5は、市民参加の河川のごみ掃除などの環境浄化を含んだ環境学習を実施すべきと考えるがどうか、お伺いいたします。
 次に質問の第4番目は、市役所職員の給与制度及び定員等についてご質問いたします。
 地方行政を取り巻く環境は極めて厳しい状況にあり、各市町村は地方分権の担い手としての役割が大きく期待されており、簡素で効率的な行財政の確立が強く求められており、とりわけ職員の給与及び定員の適正化は大きな課題であると考えられます。そのような中、行政は住民に対する説明責任を果たし、その理解と協力を得ながら自ら職員の給与・定員及び配置の適正化を図ることが最も重要ではないかと考えるところであります。地方公務員の給与の根本基準として地方公務員法に「職員の給与は、生計費並び国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定めなければならない」とされております。
 そこで質問要旨の第1は、人口比率に対する市役所職員数はどうか、お伺いいたします。
 質問要旨の第2は、各職場における職員配置は適正か、お伺いいたします。
 質問要旨の第3は、退職時の特別昇給等は実施されているのか、お伺いいたします。
 質問要旨の第4は、日当及び各種の手当の見直しの状況はどうか、お伺いいたします。
 次に質問の第5番目は、若者の就労・自立支援についてご質問いたします。
 若者の雇用問題は、時期的に現在進行形であり、若者の意識や若者を取り巻く経済環境の変化、中長期的な働き方を含めたライフスタイルの変化などを踏まえ、早急な対策を実施していくことが必要ではないでしょうか。正社員として就労していないフリーターが大幅に増加し、平成13年の国の調査によると417万人と言われており、最近では30歳代前半でもフリーターのままの若者も多くいると報告されております。このフリーターが増加してきた背景としては、若者の就業意欲や職業能力が低下してきているなど、若者自身にも問題があることも否めません。しかし、正社員になりたかったにもかかわらず、フリーターになった人が7割を超える現実を踏まえると、フリーターと正社員の間の意欲の差はもともと小さかったと考えられ、経済の低迷による労働需要の減少や企業の採用行動の変化によるところが大きいと考えられます。フリーターになると本人が不利益を被ったり不安を感じたりすることが多くなるだけでなく、今後の八街市の経済を担うべき若者の職業能力が高まらないため、町の経済全体の生産性が低下して、町の経済成長の制約となるおそれが予測されます。また、犯罪の増加などの社会不安が生じたり、フリーターの経済基盤は大変弱いため、未婚化、晩婚化、少子化などを深刻化させる懸念もあります。
 そこで質問要旨の第1は、中学校における職業教育はどのように展開されているのか、お伺いいたします。
 質問要旨の第2は、本市における若者の労働市場の整備をどのように図っていくのか、お伺いいたします。
 次に質問の第6番目は、エコ・軽油(バイオディーゼル)についてご質問いたします。
 地球温暖化の影響が指摘される異常気象は、昨年に引き続き今年は過去最高といわれた豪雪をもたらし、また欧米やアジアなど世界各地で災害を引き起こし、人間の生活を直撃し、人間同士の紛争の要因にもなりかねない状況をつくってきており、その進行を食いとめるため、あらゆる課題に対するチャレンジが必要となってきております。
 一部の官庁や族議員の抵抗を乗り越え、自分自身の「環境」を深く考える思いから京都議定書の批准に多大なご尽力をされた「水野賢一衆議院議員」の国会における活動は、国民の一人として感謝の念にたえません。その京都議定書が2月16日に発効となりました。
 そこで負荷の少ない環境を実現する上において廃棄物・リサイクル対策は、第1に廃棄物の発生の抑制、第2に使用済み製品の再利用、第3に回収されたものを原料として利用するリサイクルを行い、それが技術的に環境負荷等の観点から適切であることが最も必要であります。
 市内の授産施設において「食用油のリサイクル」「CO2削減」を目的とし、エコ・軽油(バイオディーゼル)の製造・使用が実施された「エコ製品」として、市民の方々からも大変喜ばれていると聞いております。
 そこで、質問要旨の第1は、クリーンセンター車両による「エコ・軽油(バイオディーゼル)」の実用実験はどうであったか、お伺いいたします。
 質問要旨の第2は、本市の保有車両中、ディーゼル車は何台あるのか。また、その燃料として「エコ・軽油(バイオディーゼル)」を利用すべきと考えるがどうか、併せてお伺いいたします。
 質問要旨の第3は、福祉施設の自立支援活動としての「エコ・軽油(バイオディーゼル)」製造への財政的支援を望むがどうか、お伺いいたします。
 次に質問の最後の第7番目は、児童生徒の学力向上についてご質問いたします。
 昨年末に発表された国際学力調査を機に子どもたちの学力低下問題は深刻な問題となっており、政府による「ゆとり教育」の見直しなどの教育改革に拍車をかける状況となってきている中、2月6日、全国三大新聞社の中の1社が実施した面接方式による「教育に関する全国世論調査」で81パーセントが子どもたちの学力低下を「不安」に感じ、「ゆとり教育」を評価しない人が70パーセントを超えることが明らかにされておりました。また、学校教育への不満では「教師の質」が60パーセント、「学力の低下」が45パーセント、「道徳教育」が42パーセント、「いじめ」が36パーセントとなっております。
 この「教師の質」では教育者としてふさわしくない小中学校の教師が「増えてきている」と感じている人は80パーセント、さらに指導力の不足などの問題がある教師に教員免許の更新を認めないようにする制度の導入については、賛成が80パーセントに達したと報道されておりました。
 そこで質問要旨の第1は、今日の「ゆとり教育」をどのようにとらえ評価しているのか、お伺いいたします。
 次に質問の第2は、学力低下について保護者の厳しい声があるが、どのようにとらえているか、お伺いいたします。
 質問要旨の第3は、英語教育の時間増を望む保護者の声があるが、どのように応えるのか、お伺いいたします。
 質問要旨の第4は、公教育に対する不安から学習塾へ通う子どもが増加すると聞いているが、教育の格差に結びつくものと考えますがどうか、お伺いいたします。
 以上で第1回目の質問を終了いたします。具体的かつ明解なるご答弁をお願いいたします。

市長(長谷川健一君)

 やちまた21、加藤弘議員の質問に対して答弁をいたします。
 1点目の、子どもにやさしいまちづくりについてというような質問でございますが、要旨(1)、(2)については後ほど教育長から答弁させます。
 次に、要旨(3)保育所の公設民営、民設民営への具体的な取り組みはどうかというような質問でございますが、核家族化の進行や地域社会の結びつきの希薄化等により、子育てをする親の孤立化が目立ってきた中で、育児に不安や負担を感じる親が増加しております。また、社会情勢の変化等により保護者の就労形態や保育ニーズも多様化しております。このような現状を踏まえ、市民のニーズにこたえるため、民設民営の保育園を導入することにより、子育て支援センター事業や時間外保育時間の延長・休日保育等を実施し、子どもを持つ親の不安や負担を軽減するとともに待機児童の解消を図ってまいります。
 なお、公設民営化につきましては、今後、老朽園舎の改修や改築時に幼児園構想も十分視野に入れ、検討してまいりたいと考えております。
 次に、要旨(4)児童家庭課児童家庭係・保育係や健康管理課母子保健係などの組織統合を図って子どもの育成等により一層の充実を図ってはどうかというような質問ですが、答弁をいたします。
 現在、急速な少子化の進行を踏まえ、次世代を担う子どもが心身ともに健やかに育つための環境を整備することが重要な課題となっております。特に児童虐待につきましては、予防・早期発見・早期対応が大切であり、家庭児童相談員、保健師、保育士、看護師、幼稚園教諭等と連携し、速やかにその対応を図っておるところでございます。
 平成17年4月1日に施行される児童福祉法の改正により、今後は児童相談の業務を市町村が担うこととなり職員にも専門性が求められることになります。
 児童虐待、子育て支援、母子保健等に対する情報の一元管理が必要となり、関係課が緊密な連携をし、子どもに対する健全育成の充実を図っていく上で、組織の見直しを含め、今後の検討課題とさせていただきます。
 次に、質問の2番目の花粉症対策についてというような質問の中の、要旨(1)スギ花粉の飛散に対する注意報・警報等の情報提供にどのように取り組んできたか。また、今後どのように取り組んでいくのかというような質問でございますが、答弁をいたします。
 今春は全国的に観測史上1、2位を争う量の花粉の飛散が予測され、花粉症の方は症状の重症化が、花粉症でない方は新たに発症するおそれが指摘されております。正しい情報提供の必要性は十分認識しておりますが、現在、当市では取り組んでおりません。
 環境省や厚生労働省のホームページの花粉症特集やテレビ・ラジオの気象情報等に注意するなどの方法により、情報の収集をしていただきたいと思います。市といたしましても、今後、ホームページ等による情報の提供を研究してまいりたいと考えております。
 次に、要旨(2)については後ほど教育長から答弁させます。
 要旨(3)本市で開催されている健康教室等の指導の中で、花粉症対策はどのように位置づけられ、実施しているのかというような質問でございますけれども、本市では生活習慣病を原因として認知症や寝たきりなどの要介護状態にならないための新しい知識の普及や疾病の特性や個人の生活習慣を具体的に把握しながら継続的に健康教育等を行い、生活習慣行動の改善を支援するために個別あるいは集団健康教育・健康相談等を実施しており、特に花粉症対策の位置づけはしてございませんが、今後、相談等状況を見ながら随時指導等を行ってまいりたいと考えております。
 次に、要旨(4)本市の健康安全都市宣言の趣旨からも「花粉症健康指導マニュアル」などを作成して市民の健康増進に寄与すべきと考えるがどうかというような質問でございますが、答弁をいたします。
 花粉症対策につきましては、環境省、農林水産省、厚生労働省等によりその緊急対策として厚生労働省からは花粉症に関する相談マニュアルQ&A・環境省から花粉症保健指導マニュアル等がそれぞれのホームページに掲載されているところであります。花粉症は直接生命への危険が少ないため、他の致命的な病気に比べ軽視されている傾向にありますが、その症状は人により大きな苦しみとなっており、日常生活に与える影響は大きなものと思われます。花粉症につきましては、研究途中とはいえ、先端治療も確立されつつあると聞いております。また、簡易的には花粉症用のマスクや眼鏡をするなどのケアーをすればその苦痛も和らげることができます。
 本市においても今ある情報をできるだけ早く市民に提供し、各省からのマニュアルをもとに市民の健康増進に努力してまいります。
 次に、質問の3番目の、印旛沼再生についてというような質問の中の、要旨(1)本市における下水道の整備状況はどうか、また、合併浄化槽の普及と今後の整備促進はどうかというような質問でございますが、公共下水道の整備状況につきましては、目標年度を平成29年とする基本計画の全体計画面積1千30ヘクタールに対し、平成16年3月末現在、390ヘクタール、率にして約38パーセントとなっております。
 次に、合併浄化槽の普及状況についてでありますが、正確な数値については把握しておりませんが、本市におきましては10年以上前から公共用の水域に放流する場合は、合併浄化槽で処理したものでなければ認めないという行政指導を行ってまいりましたので、周辺自治体と比較した場合、普及率は高いと考えております。今後の方針といたしましては、現在単独浄化槽で処理しているものを合併浄化槽に切り換えていただくことが非常に重要でありますので、平成15年度より補助制度の中に転換補助という上乗せ補助制度を導入し、より積極的な普及促進を図っているところであります。
 次に、要旨(2)道路・歩道・駐車場などの透水性舗装を拡大すべきと考えるがどうかというような質問でございますが、印旛沼流域水循環健全化会議における印旛沼再生緊急行動計画において平常時の水量回復の観点から地下水涵養量の確保が掲げられております。その対策として、新規開発宅地の浸透化、各戸貯留・浸透施設の整備、透水性舗装の整備、浸透機能を持った貯留施設の整備を実施していくこととしております。
 本市におきましても宅地開発指導要綱に基づき、雨水浸透施設の設置指導や雨水の敷地内処理を基本とする浸透枡等の設置指導を行うとともに、市自らも総合保健福祉センター駐車場には透水性舗装を施し、浸透側溝を設置しております。
 また、市道223号線道路改良や駅周辺整備における新設歩道につきましても透水性舗装を進めております。今後も公共施設での対策はもとより、市民の方々にも雨水の地下浸透による地下水の涵養と直接流出の抑制に協力いただけるよう指導、啓発に努めてまいりたいと考えております。
 次に、要旨(3)印旛沼に流れ込む高崎川や鹿島川の水質汚濁の状況とその改善対策はどうかというような質問でございますけれども、市では毎年、印旛沼に流れ込む高崎川水系の7地点、鹿島川水系の7地点について年4回の調査を行っております。平成15年度の調査結果において、高崎川水系では、水質汚濁が若干多い調査地点が見られますが、これは未処理の生活排水が流入しているのが原因と思われます。また、鹿島川水系では、各調査地点で水質汚濁が少ない結果となっております。
 今後の改善策といたしましては、ご質問の(1)でもお答えしたとおり、公共下水道の整備と併せ、単独浄化槽から合併浄化槽への切り換えを推進するほか、市民の方々に河川の水質汚濁の現状と改善策についてご理解していただくためのPRを十分行ってまいりたいと考えております。
 次に、要旨(4)高崎川、鹿島川の流域地域としての本市区域の土地利用はどのようになっているのかというような質問でございますが、お答えをいたします。
 本市の約85パーセントが高崎川もしくは鹿島川の流域となっております。内訳といたしましては、農地が約60パーセント、宅地が約17パーセント、山林が約17パーセント、その他で約6パーセントとなっております。そのような中で開発行為等によって下流に水害被害が生じないように、開発面積に応じて必要な貯留量を算出し、それに見合った調整池等の施設を設けるよう指導し、雨水の流出抑制を図っております。
 なお、今後も自然、安全性、快適性、地域特性などに配慮した秩序ある土地の有効利用を図ることにより、「ひと、まち、みどりが輝くヒューマンフィールドやちまた」の実現を目指してまいりたいと考えております。
 次に、要旨(5)市民参加の河川のごみ清掃などの環境浄化を含んだ環境学習を実施すべきと考えるがどうかというような質問でございますけれども、お答えをいたします。
 印旛沼の水質汚濁を改善するためには、行政機関、関係団体及び地域住民が一体となって浄化に取り組むことが必要であります。八街市でも河川の清掃を関係団体及び職員で実施しております。今後も印旛沼再生に向けて関係団体並びに地域住民のご協力をいただきながら、浄化運動を進めてまいりたいと考えております。
 次に、質問の4点目の、市役所職員の給与制度及び定員等についてというような質問の中の、要旨(1)人口比率に対する市役所職員数はどうかというような質問でございますが、平成16年4月1日付の教育長を除く本市の一般職員は616人であり、市の住民基本台帳人口に対する職員1人当たり人口は1239人となっております。
 次に、要旨(2)各職場における職員配置は適正かというような質問でございますが、現在、定員適正化計画の策定を進めているところでありますが、この計画では平成17年度からの5カ年で職員数を23人削減することを数値目標としております。この目標の実現に当たっては、各部等を単位として現在の職員配置を分析し、今後の具体的な削減目標や配置職員数等を検討するよう、既に作業を行わせておりますので、この作業を通して各職場における職員数の見直しを行うことで、市全体として適正な職員配置及び定員管理を行ってまいりたいと考えております。
 次に、要旨(3)退職時の特別昇給等は実施されているのかというような質問でございますが、本市ではこれまで勧奨退職者を除き定年退職者等に対して、退職時の特別昇給を行った実績はございません。また、平成17年4月1日から、八街市初任給、昇格、昇給等の基準に関する規則に規定している研修、表彰等による特別昇給のうち、20年以上勤続して退職する場合の規定を、国・県同様に削除する考えでおります。
 次に、要旨(4)日当、各種の手当の見直しの状況はどうかというような質問でございますが、職員の給与等の抑制措置として日当、各種手当の見直しを行った結果、条例改正を伴うものについては、本定例会に議案として上程させていただいているところでございます。具体的には、市議会議員をはじめとする非常勤の特別職、常勤の特別職等及び一般職職員に対する旅費のうち、日当の廃止、特殊勤務手当の全廃、時限的措置としての管理職手当の10パーセント削減を本年4月から実施することといたしました。また、その他給与等の抑制措置として私を含めた特別職及び教育長の給料については、特別条例の一部改正により平成17年4月1日から平成18年3月31日までの間、給料から減額する額を増額することといたしました。
 次に質問事項5の若者の就労・自立支援についてという質問のうち、要旨(1)については後ほど教育長から答弁させます。
 若者の就労・自立支援についてというような質問の要旨(2)本市における若者の労働市場の整備をどのように図っていくのかというような質問でございますが、国においては若者の就職を支援するため、「若者のためのワンストップサービスセンター」を設置し、既に全国の43の地域で稼動しているところであり、このセンターでは地域のニーズに応じた情報提供、適職診断、カウンセリング、職場体験、職業紹介等一貫したきめ細かいサービスを通じて増加するフリーターや無業者に対する支援を行っているところであります。
 千葉県におきましては、ふなばしヤングハローワークとの連携により「ちば若者キャリアセンター」を開設しております。また、新規学卒者の就職環境も依然厳しい状況にあるため、ハローワークが学校等と連携した早期職業意識の啓発や若者のトライアル雇用を行う企業への助成を行うなど、若者の雇用の安定を図っておるところであります。今後におきましても、高年齢者・パートタイマー職業相談室を通じて千葉県及び千葉公共職業安定所並びにその他関係機関と連携を図りながら、若者に対する就職情報の提供を行ってまいりたいと考えております。
 次に、質問事項6エコ・軽油についてというような質問の中の、要旨(1)クリーンセンター車両による「エコ・軽油」の実用実験はどうであったかというような質問でございますが、この質問につきましては、鯨井眞佐子議員のご質問にお答えしたとおり、その結果は良好でありましたので、ご理解をお願いをいたします。
 次に、要旨(2)本市の保有車両中、ディーゼル車は何台あるのか、また、その燃料として「エコ・軽油」を利用すべきと考えるがどうか。
 要旨(3)福祉施設の自立支援活動としての「エコ・軽油」製造への財政的支援を望むがどうかというような質問でございますが、質問要旨の(2)と(3)につきましては関連がございますので一括して答弁をさせていただきます。
 本市が保有するディーゼル車両は、緊急車両を含め47台でございます。また、エコ・軽油の利用につきましては、公明党、鯨井眞佐子議員の個人質問の中で答弁したとおりでございます。
 次に、福祉施設が行うエコ・軽油の製造に対する財政的支援につきましては、現在のところ考えておりませんので、ご理解をお願いいたします。
 次に、質問事項7、児童生徒の学力向上についてという質問については、教育長から答弁させます。
 以上でございます。

教育長(粕谷義行君)

 引き続きまして、加藤弘議員さんのご質問に答弁いたします。
 最初に、質問事項1、子どもにやさしいまちづくりについて。まず要旨(1)子どもによる「子ども市民憲章」づくりを検討してはどうかに関してでございます。
 本市におきましては、「調和のとれた、よりよいまちづくりのために」八街市民憲章が制定されております。子どもによる「子ども市民憲章」の制定については、豊かな心を持ち、夢を抱き、たくましく生きる子どもの育成にとって、大変意義のあることであると考えております。現在、本市においては幼小中高連携教育を推進しているところでありますが、その中で「共通指導6項目」を設定するなど、全市を挙げて実践しているところであります。また、子どもさんたちのまちづくりに対する参画意識を高めるために、このたびの八街市総合計画の中に、子どもさんたちから募集をいたしました八街市の未来像の絵画を取り入れてもおります。今後も教育委員会といたしましては、現在推進しております諸事業を通して、子ども市民憲章と同様の趣旨を達成できるよう、子どもさんたちのまちづくりに対する熱意を醸成するよう努めてまいります。
 次に、要旨(2)産業祭や市民体育祭、ロードレースや駅伝などの本市の行う各種イベント等に子どもの力を借りて参画を検討してはどうかについてでございます。
 産業まつりにおいては、ステージイベントとして幼小中高から構成されるキッズダンスの出演、また子ども向けのバルーン遊具「ふわふわ」を安全に運営するため、警備や場内清掃にボーイスカウトの協力をいただいております。また、市民体育祭の種目では、小学生による競技を取り入れ、ピーナツ駅伝大会では、中学生、高校生、さらにロードレース大会においては小学生、中学生、高校生の部門を設けて参加を呼びかけております。今後、子どもさんたちの意見を企画の段階において取り入れられるよう、関係団体と検討してまいりたいと考えております。
 続いて、質問事項2、花粉症対策について。要旨(2)教育現場において花粉症のセルフケアにどのように取り組んでいるのかについてでございます。
 各学校では、花粉症などアレルギー体質を持つ児童生徒に対して、保健調査票などにより状況を把握しております。しかしながら、実際は耳鼻科でアレルギー性鼻炎と診断されましたり、眼科ではアレルギー性結膜炎と診断されるなど、花粉症によるアレルギーの実態を正確に把握することは大変困難でございます。
 そこで学校では、保護者と連絡を取り合い、診断名が医師から判断されたものであるかどうかを確認し、医師の診断による場合は医師からどのような指導がなされたか、保護者から連絡していただき、それをもとに学校ではセルフケアについて助言を行っております。また、医師の診断ではなく、症状から自己判断している場合は、受診を勧め医師の診断のもと、児童生徒のセルフケアについても医師からの指導を受けていただくよう助言しております。今後につきましても、学校は保護者と連絡を取り合い、花粉症により児童生徒の学習が途切れることのないよう配慮し、対応していくよう指導してまいりたいと考えております。
 次に、質問事項5、若者の就労・自立支援について。要旨(1)中学校における職業教育はどのように展開されているのかに関してでございます。
 幼小中高連携推進教育は、「生きる力を身につけた子どもの育成」を目的として幼から高までの14年間を通して、学校・家庭・地域での生活体験の確認・訓練・拡大を図ることでございます。このことはまさに生き方教育であり、望ましい職業観、勤労観がさまざまな生活体験から醸成されるものと認識しております。
 ご質問の中学校では、生徒の心身の発達が目ざましく、より生活の場が拡大するため生徒が自らのあり方、行き方を自主的に考え、目的意識をもって進路選択ができるような機会を保証しております。例えば、実社会で努力して働いている人や夢をもって学び続ける先輩等の話を聞く機会などを取り入れたり、生活体験の場を地域に求め、図書館の公的施設や事業所、農家等で数日間職場体験したりもしております。今後も職業教育を単に進路指導の一部ととらえるのではなく、生き方教育として地域で「人づくり」をし、よき市民を育てる未来型教育を目指してまいります。
 さらに質問事項7、児童生徒の学力向上について。要旨(1)今日の「ゆとり教育」をどのようにとらえ、評価しているのか。
 この件につきましては、昨日、新宅議員さんからも見解を求められたところでございます。ゆとり教育についてですが、現在文部科学省が進めております教育改革では、「新しい時代を切り開く心豊かでたくましい日本人の育成」を目指して、さまざまな施策が行われております。これらのことはゆとり教育を否定するものではないと認識しております。八街市においても教育施策の中にございますように、「育て八街っ子」推進事業、幼小中高連携教育推進事業等を通して、豊かな体験学習や情操教育を進め、ゆとりある教育活動の中で生きる力を育ててまいりました。その評価としては、昨年11月12日の全国公開研究会で県内外の方々から高い評価をいただいたとおりでございます。今後も生きる力の育成を目指して指導してまいります。
 次に、要旨(2)学力低下について、保護者の厳しい声があるが、どのようにとらえているのかについてでございます。
 学力については、次のようにとらえております。学力は各教科で学ぶ知識の量だけをはかるのではなく、お子さんたちが日常生活に困難や支障を来さないために必要な生きる力であるととらえております。具体的には、「読み、書き、計算」や基本的な生活習慣であるあいさつができること、規則を守ること、また善悪の判断といったモラルも含まれ、これらが学力の基盤となると考えております。実際、市内の児童生徒の姿をとらえてみますと、幼小中高連携教育のアンケート調査は、平成13年度に行ったものの結果ですが、小学校の4年生から中学3年生の85パーセントがあいさつができると答えております。ほかの基本的な生活習慣についても同様でございます。
 一方、平成15年度千葉県標準学力検査によりますと、小学校では国語や算数の関心意欲は県平均とかわりませんが、書くこと、読むこと、数的な考え方の力がやや弱い傾向にございます。中学校では国語、英語ともに関心意欲は高いのですが、「読むこと」や「表現の能力」に課題が残ります。また、数学に関しましては、中学1、2年生ともに県平均を上回っております。
 各小中学校では一人一人の学習の到達度における絶対評価を実施し、子どもさんたちが理解できない内容が出ないように、授業の工夫、改善を行っております。平成16年度の学力検査を詳細に分析し、学力の向上を目指した支援をしてまいります。
 要旨(3)英語教育の時間増を望む保護者の声があるが、どのようにこたえるのかに関してでございます。
 小学校の英語教育については、1、2学年は主に特別活動、3学年以上は総合的な学習の時間に国際理解教育の一環として行われております。平成16年度は1学年は平均3時間、3学年以上は各学年とも平均10時間程度実施されております。英語教育の時間増ですが、各学校では総合的な学習の時間の実数と内容がきちんと決められております。したがって、英語の活動が増えますとほかの活動に支障を来すおそれがございます。小学校の時期においては、地域の自然環境や社会福祉などバランスよく学ぶことが大切でございます。今後は文部科学省の動向を踏まえながら、英語教育の推進を図ってまいります。
 終わりに、要旨(4)公教育に対する不安から学習塾へ通う子どもが増加すると聞いているが、教育の格差に結びつくものと考えるがどうかに関してでございます。
 本市教育委員会社会教育課におきまして、平成14年6月に市内児童生徒1千800名、保護者1千500名を対象に「完全学校5日制に関するアンケート調査」を実施いたしました。その中の「子どもの生活に変化があったか」の問いに対しまして、一番多かったのは、「テレビやゲームの時間の増加」が23パーセントでありまして、「塾や習い事の時間の増加」は2パーセントでした。また、各小中学校においても通塾者の著しい増加は見られないのが現状でございます。
 完全学校5日制に対する不安は27パーセントの保護者が持っており、その37パーセントは学力の低下を不安に思っておりますけれども、その不安がそのまま通塾率の増加には至っておらないというふうに分析しております。今後も生きる力の育成に向けて、基礎、基本の確実な定着を図り、児童生徒の学力の向上に向けて全力で取り組んでまいります。以上でございます。

加藤 弘君

 ご答弁ありがとうございました。自席にて何点か質問させていただきます。
 子どもにやさしいまちづくりの中で、保育所の公設民営は老朽園舎の改修や改築時に幼児園構想も視野に入れて検討されるというお答えでしたが、行革を含めた中で検討されていく考えはあるのか、お伺いいたします。

市民部長(平沼重夫君)

 お答え申し上げます。行革の中でというようなご質問の趣旨のようでございますけれども、担当部署といたしましては、昨年10月の行革推進本部会議の席上に民設民営保育所の導入についてという形で議論していただくための資料提供をいたしまして議論していただいているところでございますけれども、現在の少子化の状況あるいは今年度の二州第一保育園の国庫補助、県費補助の不採択というような状況にある中で、さらに幼稚園の児童の定員割れというような社会情勢の中で、私ども民設民営あるいは公設民営というものについて比較検討資料、データを揃えましてこの行革の中に提案してきたところでございまして、ただいま質問の中にありますように、行革の中でじっくりと議論していただくというそれぞれのデータは提示してございます。
 さらに、市の負担。当然、民設民営でありましても措置費でございますので、現在の児童家庭課の中でそれぞれの経費の徴収等が伴うわけで、それらの費用比較あるいは児童数の適正な配置というような形のもののデータを手にいたしまして、今議論していただいておるところでございます。

議長(会嶋誠治君)

 以上でやちまた21、加藤弘議員の個人質問を終了いたします。
 会議中でありますが、ここで10分間休憩いたします。

(休憩 午後 2時08分)
(再開 午後 2時22分)

議長(会嶋誠治君)

 再開いたします。
 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 次に、誠和会、中田眞司議員の個人質問を許します。

中田眞司君

 誠和会の中田眞司でございます。最後で持ち時間もたくさんありますので、十分やらせていただきたいと思います。
 市長をはじめ執行部の皆さんには通告順に従いましてご質問いたします。明解なる答弁をよろしくお願いいたします。
 それでは順次質問をさせていただきます。
 質問事項1、道路問題について。要旨(1)狭隘な道路にもかかわらず、交通量の多い通学道路に対して時間制限での車両の進入規制はいかがかについてお聞きいたします。
 急激な人口増加に追いつけない状況が見受けられる道路整備は、優先順位を掲げて主要な道路網整備が徐々にではありますが進められていることは承知しているところです。そんな中、地域の通学道路は昔ながらの生活道路を多く利用しているのが現状でございます。
 そこで質問いたします。登校時間帯に車両の進入を制限できないか、お伺いいたします。 続きまして、要旨(2)狭隘な道路をより狭めている立木について、刈り込みや伐採をどのように指導しているかについてお聞きいたします。
 八街市では、以前道路に張り出している樹木の枝に関して、車両破損事故で訴えにより裁判では敗訴の事例があります。そのような前例がある中、市内では依然とオーバーハングした樹木が見受けられます。要旨(1)で質問したとおり、狭隘な道路をさらに交通の妨げ、歩行の妨げの原因となっているところも見受けられます。
 そこで質問ですが、そのような状況が見受けられる場合などは、八街市としてどのように指導しているか、お伺いいたします。
 続きまして、要旨(3)交進小学校脇の道路整備と貴重な文化財の野馬土手修復計画はいかがかについてお聞きいたします。
 この道路は野馬土手に沿っているわけですが、幅員が狭いため仕方なく貴重な野馬土手に車両が進入せざるを得ない状況でございます。
 そこで質問ですが、拡幅の計画や退避所の設置、それに伴って野馬土手修復保存を併せての修復はできないか、お伺いいたします。
 次に、質問事項2、道路網整備について。八街バイパスの進捗状況と全面開通の見通しはいかがかについてお聞きいたします。
 県道千葉・八街・横芝線のバイパス計画の完成は当初2000年度の完成であったと承知しているところでございます。現在でも用地買収が進まず県単事業分としては61パーセントと低く、全体の進捗率でも70パーセント弱となっていると聞いていますが、バイパスの早期完成は市民待望の事業であります。この事業の遅れは財政上の問題があると言われていることも承知しておりますが、道路渋滞の解消を考えますと早期の開通を願うものでございます。そこで全面開通の見通しはいかがかお伺いいたします。
 次に、質問事項3、野外への住所表示についてお伺いいたします。
 電柱やカーブミラーに住所の設置を望むがいかがか、お聞きいたします。
 現在では携帯電話が普及していますので緊急時には何かと連絡が取りやすくなっております。事件や事故の通報をするには地域の地名や住所を報告する必要があります。電柱についている番号を言えば場所がわかると聞いておりますが定かではありません。そこで提案ですが、偶然にその場所を知らない方が通りかかり通報するときなどに、現在地の連絡手段をつけるように実施できないものかという考えはいかがでしょうか、お伺いいたします。
 次に、質問事項4、農業問題についてお伺いいたします。要旨(1)高齢化が進み、後継者不足の中、遊休農地の拡大が心配されるが、今後の対策はいかがかについてお聞きいたします。
 八街市では農業が基幹産業となっているところでございます。日本でもトップクラスの野菜生産とはいいながら、本当にそうなのかと疑いたくなるほどです。農業の担い手の高齢化や後継者不足から見ましても疑いたくなるような状況があると思われてなりません。遊休農地対策は農水省において、今国会に農林経営基盤強化促進法の一部改正が提出され、10の法律が改正されることからにしても、担い手の農業者の減少は大きな問題となっております。このような状況の中、基幹産業である農業を八街市としましてはどのようにとらえ、遊休農地の解消策を考えるか、お伺いいたします。
 続きまして、要旨(2)遊休農地を利用して市民農園の開設を望むがいかがかについてお聞きいたします。
 市民農園を開設、実施している自治体も1個人に貸し出す農地面積は決して多くありませんが、大勢の市民に貸すことで農地を利用している自治体があります。市民農園の開設は農家の経験が全くない方々に指導体制や農具の貸し出しも併設しながら市民農園施設が展開されているところであります。地方では、市民農園を開設する必要性は農業への理解を得るという観点からの実施も伺われます。八街市としても急激な人口増加、農住混在の地域性の観点から、遊休農地を利用し、農業の必要性や重要性、トレーサビリティの取り組み等を理解していただく観点からも、遊休農地の開設はいかがか、お伺いいたします。
 続きまして、要旨(3)農業資材使用後の適正処理について、どのように指導されているかについてお聞きいたします。
 現在の農業経営では道路網の充実と輸送方法の進歩によりますます産地間競争が厳しくなっているために、いかにしたら収益を上げれるかを考え、促成栽培や抑制栽培といった生産手段を考える時代でございます。産地間競争を勝ち抜くためには、ハウスやビニールのトンネル、またマルチ等のビニール資材を多く使った農業形態となっています。そのような中、八街市では園芸用廃プラスチック適正処理事業補助が実施されております。厳しい財政事情の中、減額されてはいますが実施されていることは厳しい農業経営の中では喜ばしい施策でございます。そうはいいましても、適正処理に向けての指導は補助金支給だけでよいのかと考えるものですが、完全実施の観点から指導徹底をお願いしたいと思いますが、いかがかお伺いいたします。
 以上をもちまして1回目の質問を終わります。明解な答弁をよろしくお願いいたします。

市長(長谷川健一君)

 誠和会、中田眞司議員の質問に答弁いたします。
 1点目の道路問題についてというような質問の中の、要旨(1)狭隘な道路にもかかわらず交通量の多い通学道路に対して時間制限での車両進入規制はいかがかというような質問でございますが、答弁をいたします。
 ご質問にございますとおり、時間を定めて車両の通行を禁止している道路は、現在、市内に3カ所あり、通学児童生徒の安全確保に効果を上げております。ただし、このような車両の通行を禁止するには警察による規制が必要となります。また、規制をかけるには地域住民の総意が必要であり、1人でも反対意見がある場合は規制することができないと伺っております。
 このため、地域住民や学校、PTA会などでよく話し合っていただき、意見を集約した上で、代表者名で具体的な要望を挙げていただければ市から警察に対し、要望を挙げてまいりたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 次に、要旨(2)狭隘な道路を、より狭めている立木については、刈り込みや伐採をどのように指導しているのかというような質問でございますが、右山議員のご質問で答弁したとおり、現在、文書により枝の剪定等の維持管理をしていただくよう所有者に通知しているところであり、状況により個々に訪問し、指導しております。さらに定期的に広報にも掲載し、周知しているところであります。
 次に、要旨(3)交進小学校脇の道路整備と貴重な文化財の野馬土手修復計画はいかがかというような質問でございますが、この道路整備につきましては、前提となる境界確定を平成17年度に実施し、その後、ほかの路線との優先順位等を考慮し検討してまいります。
 なお、野馬土手の保護につきましては、境界確定後、車両が進入できないよう、暫定的な対策を講じ、本格的な対策については教育委員会と協議の上いたします。
 次に、2点目の道路網整備についてというような質問でございますが、要旨、八街バイパスの進捗状況と全面開通の見通しはいかがかというような質問ですが、答弁をいたします。
 八街バイパスの用地買収の進捗状況につきましては、さきに山本正美議員からの代表質問に答弁したとおりであります。また、工事につきましては、今年度、JR橋りょう部の二区側の橋台工事に着手したところであり、国道409号より東側の部分供用も視野に入れて、早期に効果発現できる整備を進めたいと聞いております。
 市といたしましては、今後も引き続き地元関係者の皆さんに十分なご理解とご協力を得られるよう鋭意努力をするとともに、県の本事業予算の十分な確保を強く働きかけながら県と連携を図り、バイパス整備を促進し、早期に供用開始できるように取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、質問の3点目の、野外の住所表示についてという質問の中の、要旨、電柱やカーブミラーに住所の設置を望むがいかがかというような質問でございますが、市内でも電柱の巻き広告の下の部分に、その場所の住所が記載されているものが見受けられますが、これは広告主が設置しているもので、ごく一部の電柱にとどまっております。このような公共の設備を利用した住所表示に関しましては、どのような場所に、どのように表示すれば市民の皆さんが利用しやすいかといったことや、表示板の設置や維持管理に要する経費等の問題もございますので、費用対効果も含め、今後、研究してまいりたいと考えております。
 次に、質問4の農業問題についてという質問の中の、要旨(1)高齢化が進み、後継者不足の中、遊休農地の拡大が心配されるが、今後の対策はいかがかというような質問でございますが、遊休農地は農業従事者の減少、高齢化等による地域農業の担い手不足や農産物価格の低迷に起因する場合が多く、今現在、作付けする意志があったとしても高齢化の現状と照らし合わせれば今後は耕作放棄する農地も拡大することが予想されます。
 これらの課題に対しまして、市では機械化、施設化による生産体制整備を推進し、省力化と農産物の高品質化を図ることにより高所得農業を実現できるよう、農業経営の安定化を支援しております。また、認定農業者等地域農業の担い手に対しましては、経営規模の拡大や農業生産の効率化等に必要な農地を確保し、創意工夫を発揮した経営展開が実現可能なよう、農地の利用集積を推進しております。また、農村の豊かな自然環境や美しい景観の持つ重要さに対する社会的な認識も高まっており、農業・農村が有する多面的機能を適切に維持し、発揮させることが求められており、農業を基幹産業とする本市にとりまして遊休農地の拡大は農業生産を衰退させるばかりでなく、地域の振興にとっても多大な影響を及ぼすものであるとの危機意識をもって受けとめております。今後も農業・農村の有する多面的機能が十分に発揮されるよう、農業振興地域整備計画との調整を図り、計画的な土地利用に基づいた効果的な遊休農地解消のため努めてまいりたいと考えております。
 次に、要旨(2)遊休農地を利用して市民農園の開設を望むがいかがかというような質問でございますが、遊休農地対策でも答弁いたしましたが、市では農地の有効利用として規模拡大を目的に機械化、施設化による農業経営の安定、認定農業者などの担い手に農地を集積するなど、遊休農地解消も担う対策を講じているところでございます。しかしながら、遊休農地の拡大も懸念されますので、市民農園の開設ということも農地の有効利用の1つの方策として、農業振興整備計画との整合性を図りながら検討してまいりたいと考えております。
 次に、要旨(3)農業資材使用後の適正処理について、どのように指導されているのかというような質問でございますが、本市は県内でも有数な施設園芸の盛んな地域であり、園芸用廃プラスチックもかなり多く排出しております。その回収につきましては、八街市廃プラスチック対策協議会において円滑な回収と適正な処理を行っており、回収に当たりましては農家組合連合会にお願いするとともに、併せて野焼きや不法投棄防止など、周知しているところでございます。
 なお、今年度の処理実績を申し上げますと8月から10月にかけて22日間実施したところ、447名の方が搬出し約320トンの回収量でございました。また、2月にも回収を6日間実施したところ、約150トン程度の回収量を見込んでおります。今後も廃プラスチックの円滑な回収と適正な処理の周知を徹底し、野焼きや不法投棄防止に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

中田眞司君

それでは自席にて幾つか質問をさせていただきたいと思います。
まず、1番目ですが、時間制限での車両規制はできないか伺うという問題ですけれど、市長の方の答弁から現在3カ所といわれる中で、警察公安委員会の規制があるということを聞かされたわけですけれど、規制についてわかりましたらひとつ。その進入規制に当たる基準というものだと思うんですけれど、わかりましたらお教えいただきたいと思います。

市民部長(平沼重夫君)

 技術基準というものは私は承知してないんですけれども、先ほど市長から答弁があったとおり、不特定多数の方々が通る道路でございますので、その地域の方々全員の同意がなければ規制はできないというような状況で、最近の規制事例で申し上げますと、中田議員さんの地元であります交進学区ですが、野馬土手から武田さんの前を通っている市道ですけれど、その規制に対しても接道しておる農家が何軒かあるわけですけれども、それらの方々の了解を得ていかないとこの交通規制はできないという状況でございまして、朝の通学時間帯ということで規制を3路線ともしているところでございます。

中田眞司君

 今、部長の方からも答弁がございましたけれど、先ほど市長からも答弁がございまして、地元の住民の協力と、1名でも協力がないとできないという、その質問じゃなくて、例えば通学路に車が何台以上とか、また非常に危険だというような規制についてあったらお願いしたいと思います。

市民部長(平沼重夫君)

 数字的なものの基準については私は承知してないんですけれども、いずれにしましても朝、児童生徒の通学に非常に危険であるという実態を把握した中で規制が行われるということでございます。

中田眞司君

 それではそういうことで規制があるということで、また地元住民の協力があれば進入規制はできるということの認識で結構ですか。いいですか。

市民部長(平沼重夫君)

 そのとおりでございますので、先ほども答弁してございますが、地域の方々あるいはPTA、それぞれ関係者の総意を得て市の方に要望していただければ、それなりに規制の方向で働きかけていきたいというふうに考えております。

中田眞司君

 ありがとうございました。続きまして、立木の伐採の問題ですけれど、前に右山議員からの質問がございました。私道についても質問がございました。私も私道また通学路について同じような質問をしたわけですけれど、そのような答弁の中で状況により地権者とお話をした中で解決していくんだということで答弁いただいたわけですけれど、この状況というのは担当課で把握しているからこういう話が出たと思うんですけれど、どうでしょうか、答弁の中で状況により地権者と話し合うということで答弁をいただいたんですけれど、状況は把握しているんですか。いろいろ私道あるいは通学道がある中で担当課の方で状況を把握しているのか、お聞かせ願いたいと思います。

建設部長(二宮 豊君)

 市長答弁で申しました状況によりといいますのは、個々の具体の場所で文書指導する中で、文書指導だけでは十分でない場合にはということでございます。状況によりということで全市内の枝が伸びているところについて、すべて把握しているのかというご質問でございますと、そこまでの把握というのは正直言ってでき切れない。ただ我々とすれば通常のパトロールの中で危険だというふうに認識できるところ、もしくは市民の方から通報のあるようなところをピックアップしているという状況でございます。そういうことで、状況により地権者の方を訪ねましてということは、その場所の危険性のぐあいとか、文書指導の対応の仕方等々で、場合によっては個々に訪問して対策をお願いしていると、そういうような意味でございます。

中田眞司君

 わかりました。ありがとうございます。確かに地元の地権者も、こういった樹木によりまして幅が非常に狭くなっているということについては十分考えているかと思います。ただ、地元の地権者についても実際には狭くなっているんだから刈ってやりたいという気持ちは十分にあろうかと思います。しかしながら、経費あるいは手間の問題等、時間等の問題がかかる中で、できましたら逆に地元の地権者に話した中で担当の方から伐採の許可をもらってやるということはできないのでしょうか。

建設部長(二宮 豊君)

 ご質問の趣旨は市が伐採するというようなことなんでしょうか。基本的には当然先ほど訴訟の話も中田議員がおっしゃいましたけれども、道路管理者として道路環境といいますか、通行の安全を確保するということは道路管理者の責務でございまして、責務ではありますけれども、そういうことを言う前に民地上の問題として私の敷地から公の敷地、市の財産である敷地に障害物が出ているということ自身問題があるわけで、常識的に考えていただければそのとおりのことでございまして、あくまでもそういうものは個人の中でやっていただきたいということで、我々としましては当然そういうものは各地権者なり何なりの方でぜひやっていただきたいということで、基本的には市がかわってやるということはないというふうに考えています。ただ、本当に究極の話をしますと、訴訟の話がありましたように、道路管理者としてその状態を放置しておいて、いわゆる交通事故が起こるというような事態になったときに、まさに管理者としての不作意みたいなものが問われる可能性もあるわけでして、そういう場合には道路法なり代執行法を使って強制的にやるということはあり得ると思いますが、それが一般化するということはなかなか難しい話で基本的には皆さんでやっていただきたい。毎年の話でございますので、枝が伸びるということは、基本的には皆さんの自主的な管理というもの、もし隣近所で出っ張っているのがあれば声をかけ合って、その道路をきれいにしていくというような活動をぜひやっていただきたいと、こういうふうに考えているところでございます。

中田眞司君

 ありがとうございました。続きまして、道路網整備についてですけれど、完成が2000年度という中で、現在2005年度を迎えましてまだこのような状態でいるわけでございます。このバイパスの完成によりまして当然民間の業者も入ってきますし、またそれに伴って雇用人も増えるという中で、恐らくこのバイパスの相乗効果というのは大きなものがあろうと思いますので、ひとつ県なりに要望した中で早期開設ができるようにひとつよろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、野外の住所表示につきましてですけれど、これは緊急時に必要な問題かと思いますけれど、実際、八街管内で救急車とか、緊急出動した件数というものは16年度は出てないと思うんですけれど、15年度はどのぐらいあったか、把握できますか。
 私、調べてまいりました。平成15年度で八街管内全体で2千812件と聞いております。その中で病気関係の緊急出動が1千305件、残りの出動に関しては一般負傷ということもあるわけですけれど、火災については22件、事故については430件という数字を聞いてまいりました。この中で私の言わんところなんですけれど、今、携帯が非常にはやっているわけですけれど、事故に対しての通報が430件と、非常に多くあるわけでございます。地元の人が来て発見した場合は、例えば私の場合は西林ですよ、新掘ですよ、何番地のところにいますよと、すぐできるわけなんですけれど、他町村から来た場合に、今どこですかと報告義務があるわけですけれど、特に携帯電話の場合、どこという確定ができないわけでございます。その点について消防署の方に問い合わせたわけですけれど、平成16年10月18日から電柱検索システムということで始まったわけですけれど、実際に電柱に書いてある番号が大体地上4メートルぐらいのところにあるわけです。それが1つであればいいわけなんですけれど、2つも3つも張ってあるという番号もあるわけでございます。昼間の場合は別に大した問題はないんですけれども、4メートルぐらいの高さにある中で夜にそういう事態が起こった場合、実際に4メートルの高さの番号が読み取れるかという問題についても疑問でございますし、また佐倉消防署の指令課の方に問い合わせしてみたんですけれど、実際に携帯電話の報告の中で、実際に夜、電柱番号を読んでもわからないと。ではどういった方法で報告しているんですかと聞いたら、やはり近所にある大きな建物とか、あとは近所の家に入ってここの番地を聞くとか、そういったことで非常にこういうシステムをつくってはみたものの、実際には困っているというような回答が返ってきたわけでございます。その点に対して緊急事態ですので、例えば電柱に工法できないのなら市内にカーブミラーを1千300カ所以上設置されていることですので、何かいい方法をとりまして緊急事態ということで場所の表示ができればいいなと考えておりますので、検討の方よろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、農業問題についてお伺いいたします。市民農園につきましてですけれど、先月1月18日に誠和会で九州の筑後市に市民農園事業について視察に行ってまいりました。人口は4万7千人ぐらいで八街より大分小さい町ですけれど、やはり基幹産業は農業ということでございます。その中で遊休農地を利用した中で、市内3カ所ぐらいに200区画ぐらいの市民農園ということでつくってあるということなんですけれど、非常にこの農業に関して関心が強い地域かどうかわかりませんが、非常に強かったということで200区画の中でもかなり申し込みがあったと。抽選ということでやっているわけですけれど、また足りない点については4カ所に広げて300区画の計画を持っているそうでございます。八街もぜひ我々より小さい市の中で申し込みがありますので、ひとつ八街も先ほど申しましたトレーサビリティの理解とか、また農業に関心を持っていただくということで、もう少し深く考えますと農業に関心を持った中で、農家の嫁不足ということも多少解消されるのではなかろうかと私は思っておりますので、ひとつこの点につきましても十分検討していただきたいと思います。
 最後になりますけれど、農業資材の適正処理についてですけれど、先ほど答弁の中で8月から10月まで447トンと、2月は150トンの予定ということで廃プラスチックの処理があったわけですけれど、2月が終わってもし最終的な数字が出ましたら教えていただきたいと思います。

経済環境部長(小川直良君)

 150トンを予定しておりましたけれども、実際には118トン、120トン弱が回収されております。

中田眞司君

 そうすると両方合わせますと約440トンぐらいですね。これは前年に比べてどのくらい少なくなっているのでしょうか。

経済環境部長(小川直良君)

 15年度におきましては578トン、今回441トンですので差し引き約137トンほど少なくなっております。

中田眞司君

 この原因は何でしょう。

経済環境部長(小川直良君)

 実際に農家の方に入って調べたわけではないのではっきりしませんけれども、ただ、農家負担が増えたことによって、例えば今まででしたら使えるようなものも出していたのを金の関係で多少、再利用したのかなというふうにも考えております。以上です。

中田眞司君

 わかりました。廃プラスチックも今までですと農家の受益者負担というのは1年を通した中で2千円ということでやらせてもらったわけですけれど、前年度よりキロ15円という受益者負担がかかったわけでございます。前にも議員からありましたけれど、18年度より消費税がかかるという中で1千万以上につきましては簡易課税方式だけでも15万という消費税がかかるわけでございます。1千万の収入というと農家も非常に経費を引いた中では苦しい生活じゃなかろうかなと感じておるわけでございます。税金につきましては、差押えとかいろいろ問題がございますので、税金はすぐ払うと。しかし中間の肥育資材あるいは肥料代が払えないで未納になっているという農家も非常に多いわけでございます。この受益者負担も2千円から多い人だと3万円あるいは4万円という受益者負担になって、非常に負担がかかっているわけですので、再度考えていただきましてこの問題につきましては、ぜひまた検討していただいて、よい方向に持っていけますよう、お願いをいたしまして私の質問を終わらせていただきます。
 どうもありがとうございました。

議長(会嶋誠治君)

 以上で、誠和会、中田眞司議員の個人質問を終了します。
 この定例会に通告されました一般質問はすべて終了しました。
 本日の会議はこれで終了します。
 明日3日は、午前10時から本会議を開き、提出議案に対する質疑を行います。
 長時間ご苦労さまでした。

(散会 午後 3時03分)

本日の会議に付した事件

 1.一般質問


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