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地下水の水質調査を実施しました
印刷用ページを表示する更新日:2025年4月1日更新
地下水の水質調査を実施しました
市では、地下水の水質を把握するため、市内60か所(北部地区)の井戸を対象に飲用井戸検査基本項目(11項目)及び水道法水質基準抜粋項目を実施しました。飲用井戸検査では、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素が基準値を超えた井戸が全体の30%にあたる18か所で、また、亜硝酸態窒素の単独項目で基準値を超えた井戸が1か所検出されました。これは、畑で使用されている肥料に含まれる窒素化合物が主な原因と考えられており、当市のような農業地域に多くみられます。その他の項目についても、以下の表のとおり検出されました。大半は自然由来と考えられますが、配管やタンクのさび、井戸水の滞留等が原因として推測されるものもあります。なお、水質検査で基準値を超えた井戸水を飲用するにあたっては、検出された成分により煮沸または滅菌器、浄水器を設置するなどの対策が必要になると考えられます。地下水は、私たちの生活にとって限りある貴重な財産です。一人ひとりが大切に使用しましょう。
検査項目 | 基準値 | 基準値を超えた井戸の数 |
---|---|---|
一般細菌 |
100個/mL以下 |
2か所 |
大腸菌 | 検出されないこと | 3か所 |
亜硝酸態窒素 | 0.04mg/L以下 | 1か所 |
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 | 10mg/L以下 | 18か所 |
臭気 | 異常でないこと | 3か所 |
マンガン | 0.05mg/L以下 | 1か所 |
ヒ素 | 0.01mg/L以下 | 1か所 |
カルシウム・マグネシウム(硬度) | 300mg/L以下 | 1か所 |
※調査箇所の大半は市内在住のかたにご協力いただき、個人宅内で採水をしていますので、調査箇所については、個人情報保護の観点からお答えできません。