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キツネを見かけたら
キツネとエキノコックス
キツネを見かけたら
キツネは、「鳥獣保護法」により野生動物として保護の対象となっており、原則駆除はできないため、キツネを寄せ付けない対策の実施が非常に重要になります。
令和5年には、近隣市で35年ぶりに生息が確認され話題になりました。
対策
・エサとなる生ごみ、犬や猫のエサを放置しないようにする。
・キツネを見かけたら大きな音を立てて追い払う。
・木酢液などキツネが嫌がるものをまいてみる。
・物置などの戸締りをしっかり行い、キツネが敷地に侵入しないように柵やネットなどで防護する。
千葉県では重要保護生物に指定されています。
※重要保護生物とは、個体数が極めて少ない、生息・生育環境が極めて限られている、生息・生育地のほとんどで環境改変の可能性がある、などの状況にある生物。
エキノコックス対策について
エキノコックス症とは、キツネの糞や体毛に付着したエキノコックスと呼ばれる寄生虫の卵が人の口から体内に入って感染する病気です。腸で幼虫となり、主に肝臓に寄生して肝障害を起こし、放っておくとだんだん悪化し、命にかかわることもある恐ろしい病気です。
対策
・キツネの体や糞に絶対に触れないようにする。
・外から帰ったら、必ず手洗いをする。
・野山の山菜などを口にする場合はよく洗うか十分に加熱してから食べる。
かわいいからといってキツネに餌付けをしたり、手で触ったりすることは絶対にやめてください!
キツネのふんの処理方法
キツネにはエキノコックスが寄生している場合があり、ふんの中にはヒトへの感染源となる虫卵が含まれている可能性があります。
キツネのふんを見つけたら
・使い捨ての手ぶくろをつけて割りばしなどで拾い、二重にしたビニール袋に割りばしごと入れて、「燃やせるごみ」として処分する。
・シャベルや火ばさみを使用したときは、使用後流水でよく洗う。
・キツネのふんを踏んでしまったら、できるだけ水が飛びちらないように気をつけながらふんを洗い流し、よく乾かす。
・いずれの場合も、作業後はしっかりと手を洗う。
・キツネのふんがついたかもしれないと思ったら、まずは洗い流しましょう