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ペットと暮らすシニア世代の方へ
高齢者にとってのペットは、家族やパートナーとして、生活に潤いと安らぎを与えてくれ、日々の生きがいに繋がっているなど、その存在は大きなものです。
一方で、ペットの飼い主には、そのペットが命を終えるまで適切に飼う「終生飼養」の義務もあります。
「一人暮らしの高齢者が急に亡くなって、ペットだけが取り残されている」
「飼っているペットの面倒をみてくれる人がいないから、入院できない」
「ペットの世話が大変になってきた」
こんな相談が増えつつあります。
ペットとの暮らしのための4つの備え
(1)突然のできごとへの備え
(例)ケガや病気・事故による入院
予防策:一時預かり先を見つけておく (血縁者、民間事業者など)
ペットを預ける準備をしておく (本人の心構え、ペットを預ける練習など)
(2)要介護状態進行への備え
(例)福祉施設入所・引っ越し
予防策:終活ノートに記しておく、新たな飼い主を探しておく、ペットのための信託を利用する
※ペットのための信託とは…
ペットのための飼育費用を専用口座で管理し、いざとなったら、そのお金をペットのために使用
できる仕組みです。行政書士などへ相談しましょう。
(3)生活環境を守るための備え
(例)自宅の衛生状態が悪化している 周辺住⺠から苦情がきている
予防策:ペットの数を増やさない ペットの世話や部屋の清掃を頼める人や業者を見つけておく
(4)適正に飼い続けるための備え
(例)ペットが子を生んだ、子猫を拾ってきた
予防策:不妊去勢手術により、 繁殖しないようにする かかりつけの動物病院を 見つけておく
(例)散歩ができていない、汚い、 しつけができていない、 病気の治療ができていない
予防策:しつけやケアなど、 それぞれの⺠間事業者のサービスを 利用し、日常的なケアを心がける
民間事業者のサービスを利用したり、
動物病院などで専門的なアドバイスを受けてみましょう
年齢を重ねると、今まで当然できていたことも難しくなることがあります。
飼主自身の体力などに合わせて、民間事業者を利用することを検討してみましょう。
また、ペットの介護を一人で頑張らず、ときには専門家に相談してみましょう。
・動物病院
病気の治療、不妊去勢手術などを行います。
・ペットホテル
飼い主の留守中にペットを一時的に預かります。
・トリミングサロン
爪切りや、毛玉とり、耳掃除なども頼めます。
・ペットシッター
飼い主の代わりにお散歩などペットのお世話を頼めます。
・ドッグトレーナー
お散歩・トイレ・留守番などのしつけを頼めます。
・老犬老猫ホーム
何らかの理由で飼えなくなった年老いたペットを終生お世話します。
共に生きる高齢ペットとシルバー世代 環境省<外部リンク>
お問い合わせ先
経済環境部環境課 衛生係
電話:043-443-1406
Fax:043-442-6416