市内教育施設等における大気中の放射線量測定結果

　東日本大震災による福島第一原子力発電所事故に伴う放射線量については、皆さんがご心配のことと思います。
　そこで八街市では、大気中の放射線量の簡易測定を下記のとおり実施しました。この測定は、文部科学省などで実施しているモニタリングポストでの測定と、測定機器・測定高さが異なっているため、この測定値と比較できるものではありません。
　また、私たちは、宇宙、大地などから放射線(自然放射線)を絶えず受けながら、普段の生活の中で外部被爆しています。その放射線の量は、地域、場所、時間によって変化します。今回の測定結果は、この自然放射線も含んでの外部被曝の空間線量率(1時間あたり)になります。

　国際放射線防護委員会2007年勧告によると、平常時に一般の人（子どもを含む）が受けて良い上限は年間1ミリシーベルト（1000マイクロシーベルト）とされています。これを自然放射線を含む時間当たりに直すと0.23マイクロシーベルト/時間となり、この値が八街市の「八街市放射線量低減対策基本方針」（平成23年11月30日）における低減基準となります。

　いずれの施設においても、基準となる0.23マイクロシーベルト/時間を超えない値が測定されているため、平常どおり利用して差し支えないと判断されます。

※測定機器：シンチレーション式簡易放射線測定器(測定放射線：ガンマ線)