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感染症にご注意ください
感染症発生動向について
感染症とは、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入し、増えることによって体に症状が生じる状態のことです。感染症の原因となる病原体の種類も、感染経路もさまざまですが、病原体の体内への侵入経路を遮断することが「感染予防」につながります。
飛沫や接触により感染するとされている、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの予防には、「手洗い」「マスクの着用」「せきエチケット」「換気」「消毒」などが有効です。
千葉県内の発生動向については、下記をご覧ください。
「千葉県感染症情報センター」<外部リンク>
日本国内の発生動向については、下記をご覧ください。
「国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト」<外部リンク>
海外の感染症流行状況については、下記をご覧ください。
「厚生労働省検疫所FORTH」<外部リンク>
RSウイルス感染症
RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による急性の呼吸器感染症で、乳幼児に多い感染症です。主な症状は「はなみず」「せき」などで、「細気管支炎」「肺炎」など重症化することがあります。
咽頭結膜熱
咽頭結膜熱は、アデノウイルスの感染により「発熱」「のどの痛み」「結膜炎」などの症状を伴う小児に多い感染症で、「プール熱」とも呼ばれます。
※流行の目安(定点あたり報告数):警報基準値(3.0)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、A群レンサ球菌による上気道感染症で「発熱」「のどの痛み」「扁桃の腫れ」などの症状や、まれに全身に発疹が出る「猩紅熱(しょうこうねつ)」を起こすこともあります。
※流行の目安(定点あたり報告数):警報基準値(8.0)
感染性胃腸炎
感染性胃腸炎は、細菌またはウイルスなどの感染性病原体による「嘔吐」「下痢」を主症状とする感染症です。症状の程度に個人差があり、37~38℃の発熱がみられることもあります。
※流行の目安(定点あたり報告数):警報基準値(20.0)
水痘
水痘は、「みずぼうそう」とも呼ばれ、水痘帯状疱疹ウイルスによって「かゆみを伴う発疹」が全身に出る感染症です。子どもに多い感染症ですが、成人が発症した場合、重症化するリスクが高いと言われています。
※流行の目安(定点あたり報告数):注意報基準値(1.0)、警報基準値(2.0)
手足口病
手足口病は、口の中や手足などに「水疱を伴う発疹」が出る感染症です。子どもを中心に、主に夏に流行します。まれに「髄膜炎」「脳炎」などの合併症を引き起こすこともあります。
※流行の目安(定点あたり報告数):警報基準値(5.0)
伝染性紅斑
伝染性紅斑は、両頬に「赤い発疹(紅斑)」が出ることから「リンゴ病」とも呼ばれる小児に多い感染症です。「発熱」「関節痛」「咽頭痛」などを合併することもあります。
※流行の目安(定点あたり報告数):警報基準値(2.0)
突発性発しん
突発性発しんは、ヒトヘルペスウイルスの感染による「突然の高熱」「発疹」を引き起こす乳幼児に多い感染症です。
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは、「発熱」「のどに痛みと水疱」が現れる「夏かぜ」の一種です。乳幼児を中心に、主に夏に流行します。
※流行の目安(定点あたり報告数):警報基準値(6.0)
流行性耳下腺炎
流行性耳下腺炎は、「おたふくかぜ」とも呼ばれ、ムンプスウイルスにより起こる感染症です。「発熱」「耳の前から下などの腫れや痛み」の症状が出ます。「髄膜炎」「脳炎」「膵炎」などの合併症を引き起こすこともあります。
※流行の目安(定点あたり報告数):注意報基準値(3.0)、警報基準値(6.0)
インフルエンザ
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。上気道炎症状に加えて「突然の高熱」「全身倦怠感」「頭痛」「筋肉痛」などの症状が特徴です。
※流行の目安(定点あたり報告数):注意報基準値(10.0)、警報基準値(30.0)
新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症は、「発熱」「せき」「全身倦怠感」などの症状を引き起こす感染症です。「頭痛」「嗅覚障害」「味覚障害」などを引き起こす場合もあります。
急性出血性結膜炎
急性出血性結膜炎は、「目の痛み・異物感」「結膜の充血」「結膜下出血」「まぶたの腫れ」などを引き起こす感染症です。
※流行の目安(定点あたり報告数):警報基準値(1.0)
流行性角結膜炎
流行性角結膜炎は、アデノウイルス感染により「結膜の充血」「まぶたの腫れ」「目やに・涙」「異物感」などの症状が出る感染力の強い感染症です。
※流行の目安(定点あたり報告数):警報基準値(8.0)
無菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎は、さまざまなウイルスを中心とした病原体の感染による髄膜の感染症で、主な症状は「発熱」「頭痛」「嘔吐」などで、「髄膜刺激症状」がみられることもあります。
細菌性髄膜炎
細菌性髄膜炎は、さまざまな細菌感染による髄膜の感染症で、主な症状は「発熱」「頭痛」「嘔吐」などで、「髄膜刺激症状」がみられることもあります。
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎は、「頑固なせき」「発熱」を伴う小児や若い人に比較的多い呼吸器感染症です。1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。
クラミジア肺炎
クラミジア肺炎は、小児及び高齢者で多く見られる感染症です。新生児・乳児の肺炎は通常は無熱で「多呼吸」「たんを伴う湿ったせき」などの呼吸器症状がみられます。
感染性胃腸炎(ロタウイルス)
感染性胃腸炎(ロタウイルス)は、ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期にかかりやすい病気です。主な症状は「下痢」「吐き気」「嘔吐」「発熱」「腹痛」などです。他のウイルス性胃腸炎と比べると重度の脱水症状により、入院治療を必要とすることもあります。