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令和7年度(2025年度)の下水道事業会計の決算

印刷用ページを表示する更新日:2026年8月27日更新 <外部リンク>

令和7年度(2025年度)は、水洗化人口18,473人、年間有収水量160万7,689立方メートル、主な建設改良事業として雨水整備事業費1,919万6千円、汚水整備事業費9,513万円を業務の予定量として事業を行ってまいりましたが、その実績は、水洗化人口は前年度と比較して240人(1.3%)増の18,806人、年間有収水量は前年度と比較して1万5,324立方メートル(0.9%)増の163万9,717立方メートル、雨水整備事業費の決算額は1,450万1千円(税込み)、汚水整備事業費の決算額は7,522万5千円(税込み)​となりました。

また、年間汚水処理水量は前年度と比較して1万3,314立方メートル(0.7%)増の192万1,733立方メートル、有収率は前年度と比較して0.2ポイント増の85.3%、水洗化率は前年度と比較して0.9ポイント増の96.6%となりました。

​収益的収入・支出の状況

下水道使用料や雨水処理負担金など、地方公営企業の経営に伴い生じる収益的収入の令和7年度決算額は税込みで7億8,243万9千円となり、そのうち下水道使用料は2億5,278万7千円(全体の32.3%)、一般会計補助金は1億7,889万9千円(全体の22.9%)、長期前受金戻入は3億883万2千円(全体の39.5%)となりました。

一方、下水道施設の維持管理費や汚水処理費、固定資産の減価償却費や前年度以前に借り入れた企業債の利子など、地方公営企業の経営に伴い生じる収益的支出の令和7年度決算額は税込みで7億3,577万9千円となり、そのうち職員給与費は5,938万3千円(全体の8.1%)、減価償却費は4億5,389万2千円(全体の61.7%)、支払利息は3,951万円(全体の5.4%)となりました。

※職員給与費には児童手当を含んでいます。

収益的収入
区分 令和7年度 令和6年度 増減額 増減率
第1款 下水道事業収益 782,439千円 756,576千円 25,863千円 3.4%
 第1項 営業収益 309,994千円 311,360千円 △1,366千円 △0.4%
 第2項 営業外収益 471,240千円 445,210千円 26,030千円 5.8%
 第3項 特別利益 1,205千円 6千円 1,199千円 19,983%
収益的支出
区分 令和7年度 令和6年度 増減額 増減率
第1款 下水道事業費用 735,779千円 716,463千円 19,316千円 2.7%
 第1項 営業費用 689,146千円 671,372千円 17,774千円 2.6%
 第2項 営業外費用 46,630千円 45,021千円 1,609千円 3.6%
 第3項 特別損失 3千円 70千円 △67千円 △95.7%
 第4項 予備費 0千円 0千円 0千円

[令和7年度の収益的収入・支出の決算状況](単位:千円)

収益的収入の円グラフ

収益的支出の円グラフ

減価償却費と長期前受金戻入

下水道管渠など長期間にわたって使用する固定資産を取得した場合、その取得に要した費用は、固定資産を取得したときに一括して計上するのではなく、その固定資産を使用する期間にわたって分割して計上していきます。この分割した費用を減価償却費といいます。

同じように、下水道管渠など長期間にわたって使用する固定資産を補助金などを受け入れて取得した場合、補助金などの受入れによる収益は、補助金などを受け入れたときに一括して計上するのではなく、その補助金などを財源として取得した固定資産を使用する期間にわたって分割して計上していきます。この分割した収益を長期前受金戻入といいます。

一見すると面倒な会計処理を行っているようにも見えますが、このように期間損益計算を行うことで、一事業年度中の収益の発生とその収益を得るために要した費用を対応して認識し、その期間の経営成績を的確に把握することができるようになります。

減価償却費のイメージ

長期前受金戻入のイメージ

下水道使用料の状況

令和7年度(2025年度)の年間汚水処理水量は192万1,733立方メートル(25mプール(縦25m×幅12m×深さ1.2mとして換算)で約5,338杯分)で、前年度と比較して1万3,314立方メートル増加しました。また、下水道使用料の算定対象となる年間有収水量は163万9,717立方メートルで、前年度と比較すると1万5,324立方メートル増加し、年間有収水量を年間汚水処理水量で割り返した有収率は、前年度と比較して0.2ポイント増の85.3%になりました。

一方、下水道使用料の収入額は2億2,981万9千円(税抜き)(税込みは2億5,278万7千円)となり、前年度の2億2,769万8千円(税抜き)から212万1千円増加しました。

[過去10年間の下水道使用料、汚水処理水量、有収水量の推移](単位:万立方メートル[左軸]、百万円[右軸])

下水道使用料の推移

  1. 令和元年度(2019年度)以前の下水道使用料は税込み、令和2年度(2020年度)以降の下水道使用料は税抜きです。

使用料単価と経費回収率

汚水処理に要する経費は、原則として下水道を使用された方にご負担いただく下水道使用料で賄います。その下水道使用料の総額を年間有収水量で割り返したものを使用料単価、汚水処理費の総額を年間汚水処理水量で割り返したものを汚水処理原価、使用料単価を汚水処理原価で割り返したものを経費回収率といいますが、令和7年度(2025年度)におけるこれらの値は次のようになりました。

使用料単価、汚水処理原価及び経費回収率
  令和7年度 令和6年度 増減
使用料単価 140.16円/立方メートル 140.17円/立方メートル △0.01円/立方メートル
汚水処理原価 144.23円/立方メートル 141.09円/立方メートル 3.14円/立方メートル
経費回収率 97.2% 99.4% △2.2ポイント

また、過去10年間の使用料単価、汚水処理原価、経費回収率の推移は次のとおりです。(単位:円/立方メートル、%)

下水道使用料の推移

  1. 令和元年度(2019年度)以前の使用料単価、汚水処理原価は税込み、令和2年度(2020年度)以降の使用料単価、汚水処理原価は税抜きです。

資本的収入・支出の状況

下水道施設の建設改良費や前年度以前に借り入れた企業債の元金償還金に充てるための企業債や国庫補助金などの資本的収入の令和7年度決算額は税込みで1億9,998万9千円となり、そのうち企業債は1億2,310万円(全体の61.6%)、一般会計補助金は4,253万8千円(全体の21.3%)となりました。

一方、下水道施設の建設改良費や前年度に借り入れた企業債の元金償還金などの資本的支出の令和7年度決算額は税込みで3億8,081万9千円となり、そのうち雨水処理施設の建設改良費は1,450万1千円(全体の3.8%)、汚水処理施設の建設改良費は7,522万5千円(全体の19.8%)となりました。

資本的収入
区分 令和7年度 令和6年度 増減額 増減率
第1款 資本的収入 199,989千円 245,316千円 △45,327千円 △18.5%
 第1項 企業債 123,100千円 141,500千円 △18,400千円 △13.0%
 第2項 他会計補助金 42,538千円 41,099千円 1,439千円 3.5%
 第3項 補助金 24,870千円 51,000千円 △26,130千円 △51.2%
 第4項 負担金 9,481千円 11,717千円 △2,236千円 △19.1%
資本的支出
区分 令和7年度 令和6年度 増減額 増減率
第1款 資本的支出 380,818千円 451,207千円 △70,389千円 △15.6%
 第1項 建設改良費 123,804千円 187,434千円 △63,630千円 △33.9%
 第2項 企業債償還金 257,014千円 263,773千円 △6,759千円 △2.6%

[令和7年度の資本的収入・支出の決算状況](単位:千円)

資本的収入の円グラフ

資本的支出の円グラフ

資本的収入の不足額は当年度利益剰余金などで補てんしました

資本的収入の1億9,998万9千円から資本的支出の3億8,081万8千円を差し引くと1億8,082万9千円の資金不足が生じますが、この資金不足は次のように補てんしました。

資本的支出の補てん財源等
補てん財源等 金額
当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額 4,217千円
当年度分損益勘定留保資金 121,364千円
繰越利益剰余金処分額 27,448千円
補てん財源合計 153,029千円
令和7年度同意企業債による令和8年度措置額 27,800千円
補てん財源等合計 180,829千円

令和7年度(2025年度)に実施した主な建設改良工事など

  • 汚水枝線整備工事
    汚水管渠を0.1キロメートル布設し、その結果、汚水管渠の総延長は113.9キロメートルとなりました。また、処理区域面積(公共下水道(汚水)に接続可能な区域の面積)は、前年度から1ヘクタール増加して465ヘクタールとなり、処理区域内人口(公共下水道(汚水)に接続可能な区域内の人口)は前年度から73人増加して19,468人となりました。
    ※1ヘクタール=100m×100m=10,000平方メートルです。
  • 大池調整池整備工事
    文違地先に設置した大池調整池の整備に伴う管理用道路などの工事を行い、大池排水区の浸水被害の防止を図りました。
  • マンホールポンプ交換工事
    全部で20基あるマンホールポンプのうち、老朽化した4基を新品に交換しました。
  • マンホール蓋交換工事
    老朽化したマンホールの蓋4枚を新品に交換し、下水道施設の長寿命化を図りました。

[晴天時の大池調整池(左)と降雨時の大池調整池(右)の様子]

晴天時の大池調整池の様子令和5年台風第13号接近時の大池調整池の様子

有形固定資産減価償却率と管渠老朽化率

令和7年度(2025年度)における下水道管渠などの償却資産の減価償却の状況を示す有形固定資産減価償却率は、前年度末と比較して2.7ポイント増の18.2%となりました。また、法定耐用年数を経過した下水道管渠の延長の割合を示す管渠老朽化率は、前年度と変わらず0.0%でした。

これらの値は、いずれも高いほど、下水道管渠などの施設の老朽化が進んでいることになります。

[過去10年間の有形固定資産減価償却率、管渠老朽化率の推移](単位:%)

老朽化率のグラフ

  1. 有形固定減価償却率、管渠老朽化率は、下水道事業に地方公営企業法の財務規定等を適用した令和2年度以降について算出しています。

令和7年度(2025年度)の損益計算書

令和7年度(2025年度)の損益計算書は次のようになり、総収益の7億5,909万円から総費用の7億2,064万4千円を差し引いた3,844万6千円が当年度純利益になります。なお、損益の計算は消費税を除いた税抜きの金額で行います。

令和7年度(2025年度)の損益計算書(税抜き)
営業収益 287,026千円  
営業費用 674,018千円  
営業利益(損失)   △386,992千円
営業外収益 470,859千円  
営業外費用 46,624千円  
経常利益(損失)   37,243千円
特別利益 1,205千円  
特別損失 2千円  
当年度純利益(純損失)   38,446千円
  1. 損益計算書の詳細は、こちらをご覧ください。 [PDFファイル/1.25MB]

令和7年度(2025年度)の貸借対照表

令和7年度(2025年度)末の貸借対照表は次のようになり、令和6年度(2024年度)末と比較すると、資産合計は6,103万4千円減の121億1,008万3千円に、負債合計は1億1,111万6千円減の110億5,260万5千円に、資本合計は5,008万2千円増の10億5,747万8千円になりました。

令和7年度(2025年度)末の貸借対照表
固定資産 11,989,608千円 負債合計 11,052,605千円
(△60,304千円) (△111,116千円)
流動資産 120,475千円 (うち企業債) 3,219,966千円
(△730千円) (△101,114千円)
(うち現金・預金) 76,239千円 資本合計 1,057,478千円
(+6,909千円) (+50,082千円)
資産合計 12,110,083千円 (うち利益剰余金) 200,456千円
(△61,034千円) (△868千円)
  1. ( )内は、令和6年度(2024年度)末からの増減額です。
  2. 貸借対照表の詳細は、こちらをご覧ください。 [PDFファイル/30KB]

令和7年度(2025年度)のキャッシュ・フロー計算書

令和7年度(2025年度)のキャッシュ・フロー計算書は次のようになり、令和6年度(2024年度)末と比較すると、資金残高は690万9千円増加しました。

令和7年度(2025年度)のキャッシュ・フロー計算書
業務活動によるキャッシュ・フロー 150,721千円
投資活動によるキャッシュ・フロー △42,698千円
財務活動によるキャッシュ・フロー △101,114千円
資金増加額または減少額 6,909千円
資金期首残高 69,330千円
資金期末残高 76,239千円
  1. キャッシュ・フロー計算書の詳細は、こちらをご覧ください。 [PDFファイル/1.25MB]

企業債の現在高

令和7年度(2025年度)は、下水道施設の建設改良費や過去に借り入れた地方債の償還金の財源として企業債を1億5,590万円(令和6年度(2024年度)の建設改良費に充てるための3,280万円の借り入れを含みます。)借り入れた一方、過去に借り入れた企業債を2億5,701万4千円償還した結果、当年度末における企業債現在高は前年度末から1億111万4千円減少し、32億1,996万6千円になりました。

[過去10年間の企業債現在高の推移](単位:百万円)

企業債現在高のグラフ

未処分利益剰余金の処分

令和7年度(2025年度)の損益計算の結果生じた未処分利益剰余金1億6,908万3千円は、議会の議決を経て次のように処分し、将来の資本的支出の財源不足に備えます。

令和7年度(2025年度)末の未処分利益剰余金の処分状況
当年度末残高 169,083千円
議会の議決による処分額/減債積立金への積立て 0千円
条例による処分額 0千円
処分後残高 169,083千円

なお、この未処分利益剰余金の処分案は、令和8年9月市議会定例会に提案します。

 

 

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