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台風の接近に伴う農作物等の技術対策について

印刷用ページを表示する更新日:2022年9月22日更新 <外部リンク>

 気象庁によると、9月22日現在、日本の南側で発達中の熱帯低気圧は、24時間以内に台風に発達し、本市に接近する見込みです。本市におきましても大雨や強風による被害の発生が心配されます。

 千葉県担い手支援課から、以下のとおり技術資料が提供されましたので、気象現象による農作物被害を防止するため、事前・事後対策の参考にして下さい。

  なお、農作業及び農地・農業用施設の見回りは気象情報を十分に確認し、これらの状況が収まるまでは行わないなど、人命を最優先に行動するようお願いします。

台風に関する農作物等の技術対策について

1 施設等

事前対策

(1)ビニールハウスは、外周を見回り、押えのバンドでフィルムをしっかりとめ、窓、出入口は閉めて固定する。できれば風当たりが強い外側の棟などを補強する。また、被覆資材に損傷箇所があれば、直ちに補修する。

(2)ガラスハウスは、窓、出入口を閉めて、固定する。

(3)ビニールハウス・ガラスハウスのいずれも、ハウスの周囲に風で飛ばされるものがないように、周辺を片付ける。また、排水状況を確認し、排水溝の整備に努める。

(4)ハウスの出入口等開放部はしっかり固定してハウス内に風が入らないようにする。
可能であれば、風上側の出入口は内側からパイプ等でかんぬきをするなど補強する。

事後対策

(1)破損した場合は、速やかに補修を行う。

(2)施設周辺に湛水しているほ場は、速やかに排水溝を掘り、排水に努める。

(3)ハウス内に雨水が流入した場合は、できるだけ速やかに排水し、水が引いた後に、ベッドを整形するとともに中耕する。

(4)ハウス内に雨水が流入する等により、内部が多湿になって病気が発生しやすくなるので、防除指針に従い殺菌剤を散布する。
また、根の活性が低下するなど薬害が発生しやすい状態にあるので気をつける。

 

2 露地野菜

事前対策

(1)排水溝の整備など表面排水の準備を十分に行い、冠水や滞水に備える。また、排水がスムーズに行われるよう、排水路の詰まりがないか等も確認する。

(2)ネギ、果菜・葉菜類など茎葉の被害により大きな減収や品質低下が予想される野菜では、

ア あらかじめ土寄せをして倒伏を予防する。

イ 支柱強度や結束部分の確認をして弱い部分は補強をする。

ウ 防風網や不織布などでべたがけをして茎葉や果実の傷みを防ぐ(資材が飛ばされないように注意し、台風通過後は速やかにはがす)。

事後対策

(1)速やかにほ場の排水を図る。

(2)栽培中の作物には、防除指針に従い殺菌剤を散布し病気の予防に努める。根の活性が落ちるなど、薬害が発生しやすい状態にあるので気をつける。

(3)播種直後の秋冬にんじんは土壌表面が硬くなると発芽不良になりやすいので、手押し中耕除草器などで表層の土を砕き、発芽を促す。

(4)栽培中の作物では、土壌の表面が乾いてきたら、追肥用化成などを用いて追肥を行い、軽く中耕を行うことにより、生育の回復を促す。

 

3 果樹

事前対策

(1)ナシ(ブドウなどの棚仕立ての樹種もこれに準ずる。)

ア 多目的防災網の設置の有無にかかわらず、棚が上下して果実が落下するのを防ぐため、棚の所々に振れ止めを設置する。棚から針金などたらし、重石等(ブロック、土を入れた肥料袋等)をつけて棚が振れないようにする。設置場所は樹と樹の間など揺れやすい箇所に重点的に設置する。

イ 多目的防災網を設置してある園では、押え紐や控え紐(網が風で飛ばされないように、所々に網から引いてある紐)の補強を行う。

ウ 防風垣、防風網の補強整備をする。

オ 排水条件の悪い園では滞水しないよう整備する。

(2)果樹全般

ア 支柱の取り付けを行う。主幹には、竹や丸太などで3方から支柱を取りつける。

イ 果実が大きくなって下がってきているので、主枝、亜主枝、側枝も支柱を取りつける。

ウ 水田等排水の悪い園では、滞水しないようはけ口をつくっておく。

事後対策

(1)ナシ

ア 多目的防災網の設置の有無にかかわらず、棚が上下して果実が落下するのを防ぐため、棚の所々に振れ止めを設置する。棚から針金などたらし、重石等(ブロック、土を入れた肥料袋等)をつけて棚が振れないようにする。設置場所は樹と樹の間など揺れやすい箇所に重点的に設置する。

イ 落果した果実は早めに処分する。

ウ 枝折れが発生した場合は、その基部から切除し、切り口に保護剤等を塗布する。

(2)イチジク、キウイフル-ツ、ブドウなど

葉の損傷の激しい園では、防除指針に従い殺菌剤を散布し、病害感染を予防し葉を健全に保つようにする。

(3)果樹全般

ア 樹が倒伏したものは、無理のない範囲で徐々に起こし、土寄せし支柱を立てる。

イ 園の排水に心がけ、滞水した場合は速やかに排水を図る。

ウ 多目的防災網の防風ネットが破損した園では、ただちに修理し、次の災害に備える。

エ 収穫期を控えた果樹への農薬散布は、特に収穫前使用日数に注意する。

オ 降雨後に潮風が吹いた場合は、スプリンクラー等でできるだけ速やかに大量の水を散布し、葉に付着した塩分を洗い流す。

 

4 露地花き

事前対策

(1)排水の悪いほ場では、あらかじめ排水溝などの整備をして、冠水や滞水に備える。

(2)支柱の打ち増しやフラワーネットの点検・補強を行う。

(3)小ぎく・アスター・けいとう・ひまわりなど、茎葉の被害により大きな減収や品質低下が予想される花きでは、防風ネットを張る。

事後対策

(1)風により折れた枝や株は整理し、倒伏した切り花類は枝の曲がらないうちに無理のない範囲で早く立て直し土寄せする。

(2)数時間滞水した苗物や鉢物は、その後乾燥ぎみに管理する。また、多湿により病気が発生しやすくなるので、防除指針に従い殺菌剤を散布する。

(3)育苗中のものや定植直後のもので冠水被害を受けた場合、速やかに汚れを洗い流し、回復に努める。なお、回復の見込みがない場合は、除去し、苗があれば定植し直すか、再度播種準備を行う。

 

5 水稲

事前対策

排水路の詰まりの点検・補修を行い、冠水や滞水に備える。

事後対策

(1)登熟期のほ場では、倒伏、冠水による穂発芽等の品質低下を防止するため、早期に排水を図る。

(2)滞水期間の長いほ場や冠水したほ場の稲は、他ほ場の稲とは区別して収穫、乾燥し、全体の品質を下げないようにする。

(3)晩生品種や晩植えした場合では、台風の通過後に乾燥した風が吹くと、稲体の水分が蒸発し、急性萎凋症状が発生するおそれがあるので、湛水し水分を供給する。

 

6 大豆

水田転換畑等では、排水溝を確実に排水路につなげる事や、畦畔を切る等で早急な排水対策を行う。

 

7 落花生

台風後に黒渋病が発生しやすいので、よく観察し、必要に応じて防除指針に従い殺菌剤を散布する。

 

8 畜産

事前対策

(1)畜舎の周囲に風で飛ばされるものがないように、周辺を片付ける。必要に応じて補強、固定等の措置を取る。また、排水状況を確認し、排水溝を整備する。

(2)停電の発生に備え、発電施設がある場合は燃料の準備、試運転を行う。また、貯水タンク等により飲水を確保する。

(3)収穫間近の飼料作物は早めに収穫調製する。

(4)ロールベールサイレージは田や畑周辺に置かずに飼料庫に収納する。

事後対策

(1)天候が回復した後、直ちに畜産施設内及びその周辺の排水に努める。また、土砂が流入した場合には、再度の土砂流入等の事故に十分注意しつつ、土砂を除去する。

(2)畜舎、牧柵、防鳥ネット等の施設に破損、汚損がないか確認し、必要に応じて補修、洗浄、消毒を行う。飲水に適した水の給与や飼養家畜の健康観察など、衛生管理を徹底し、家畜の伝染性疾病の発生予防に努める。

(3)台風通過後に気温上昇の恐れがあるので、畜舎内温度に注意し、換気を行う。

(4)機械・施設への通電を再開する際には漏電やショートに留意した対応を行う。

(5)保管している飼料が冠水等の被害を受けた場合には、当該飼料の家畜への給与は中止する。

(6)飼料作物及び稲わら

ア 冠水や浸水等の被害を受けたほ場においては、速やかな排水に努める。

イ 収穫期にある飼料作物は、天候の回復後に収穫を行う。トウモロコシ等の長大作物が倒伏した場合は、品質低下を防ぐため、天候の回復後、速やかに収穫を行う。

ウ 稲わらの収集を行う場合は、天候の回復後、乾燥させた後に土汚れ等が無いことを確認した上で飼料に用いる。

 

参考資料

台風に関する農作物等の技術対策について [PDFファイル/234KB]

千葉県農業用ハウス災害被害防止マニュアル [PDFファイル/12.27MB]

 ※ ファイルサイズが大きいので、PC等にダウンロードして御覧ください。

千葉県農業用ハウス災害被害防止チェックシート集 [PDFファイル/662KB]

千葉県庁ホームページ<外部リンク>

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